第532話

532話 譲れないもの
2,716
2020/03/23 12:14
レイ
レイ
……………??????
美桜
美桜
どうしたの?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
真莉愛…?
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
……………
さとみ
さとみ
えっ?やっぱ知り合いなの?
レイ
レイ
えっ、あっいや、知り合いというか…
レイ
レイ
友達?
美波
美波
えっ?友達?
レイ
レイ
えっ、待って、何してるの真莉愛?
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
チッ…全部アンタのせいよ
レイ
レイ
えっ?ちょっと、どういうこと?


真莉愛は、凄くいい子だから、

そんなわけない。





えっ?でも、

今トップとして呼ばれて来たっていうことは、

真莉愛が、このヤクザのトップ?





でも、我儘なんて、有り得ない。












だけど、真莉愛を最初に知ったのは、

廉と…キスしてた時だ…












私、騙されてたんだ…













竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
全部、アンタが居るから…
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
アンタさえ居なきゃ、
廉くんは私のモノなのに!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
えっ……



まさか、ここで廉が出てくるなんて……




やっぱり、真莉愛は、廉のことが好きなんだ…





竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
アンタは何でも持ってるからいいよ!
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
友達だって居て、地位も良くて、
芸能界にも入れて、能力も持ってる…
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
廉くんだって手に入れて…
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
何でも持ってるんだから、
廉くんぐらい譲ってよ!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
そんな風に思ってたの?
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
…………
東 〇〇〇
東 〇〇〇
私、真莉愛みたいな友達初めて出来て、凄い嬉しかったんだけどな〜…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
一緒に原宿行ったりするの、そういうの初めてで、凄い楽しかった
東 〇〇〇
東 〇〇〇
こんなクソみたいな地位、
あげれるなら、あげたいぐらい‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ろくなこと無いんだから‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
芸能界だって、入りたくて
入った訳じゃないよ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ちょっとした出来事があっただけ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
能力なんか、こっちの4人の方が、
全然凄いじゃん!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
機械を自由自在に操れたり、遠い所まで見えたり小さい音も聞けて、未来が読めたり、心を読んだり…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
私なんか、
結局よく分からないからね‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
これでも、私が何でも持ってると思う?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
残念。そんなことないんだ
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
で、でも…!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
あと、廉をモノ扱いしないで
東 〇〇〇
東 〇〇〇
廉はものじゃない。1人の人なの
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
そう言ったって、
どうせ別れたじゃない!
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
ちょうど別れるところを見たわよ!
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
今はただの他人のクセに!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
まぁ、別れたよ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ただ、付き合ってても、結婚してても、他人のことに変わりは無いから
東 〇〇〇
東 〇〇〇
結婚してても、
紙切れ1枚の関係だからね‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
また、紙切れ1枚でそれが簡単に
取り消せるんだから
東 〇〇〇
東 〇〇〇
血が繋がってない以上、
他人ってことに変わりはないよ
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
ッ…………
東 〇〇〇
東 〇〇〇
それでも、別れた今も、私は廉の事が人一倍好きな自信があるけどね
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
何よ!人一倍とか、綺麗事ばっかり!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
まぁそれこそ、別れた私が言うのもなんだけど、私が1番譲れないものは、
東 〇〇〇
東 〇〇〇
他でもない廉かな‪w
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
何なのよ…



そう言う、あなたの笑みには、

どこか余裕があった。






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