第342話

342話 後悔
3,143
2019/10/02 10:19
その頃、あなたは…



東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
あ〜あ、もう限界だよ…


あるマンションの屋上に居た。





東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
意外と明るいんだな…



屋上から眺める景色は、

下にいる時とは違い、

凄く明るかった。





これは満月だからだろうか…?










東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
思ってたより、要らなくなるの、
早かったな…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
もう少し一緒に居たかったけど…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
まぁでも、あの6人から必要とされなくなって、美桜達にも忘れられた今、私の存在価値なんてもんは、無いから別にいいけど




存在価値




そうだ。

ボディーガードとして雇われた私が、

少し人気になり過ぎた。




世間の方に見られ過ぎた。





こんな事になるなら、

いっその事、

真面目ちゃんのままでいれば良かった。




いや、あれから解放出来たのは、

良かったか…?







まぁ、どちらにしろ、

結末はどうせ一緒だから。





これが、私の寿命なんだよ。







来海
来海
ねぇ、あなた
東 〇〇〇
東 〇〇〇
えっ…来海…
来海
来海
辛くなったら、
呼んでって言ったじゃん
東 〇〇〇
東 〇〇〇
別に辛くなったし…
来海
来海
嘘つくな!
来海
来海
本当は、相当傷ついてるくせに!
東 〇〇〇
東 〇〇〇
いいんだって、周りが良ければ、
それでいいよ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
私が居なくなるのが、皆の為なら、
死ぬ事なんてちょちょいのちょいだよ
来海
来海
あなた、私は前回の世界に、
もう居ない
来海
来海
私の執事だって、もう居ない
来海
来海
1人で解決できるの?
来海
来海
1人で戻ってこれるの?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
別に、戻ってこなくてもいい
東 〇〇〇
東 〇〇〇
それぐらい、私の意思は強いの
来海
来海
あなたの言い分は分かった
来海
来海
でもさ、あなた後悔は無いの?
来海
来海
死んでから後悔しても、遅いんだよ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
後悔…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
私の後悔は、東あなたとして
生まれてきた事だよ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
もういいから、バイバイ
来海
来海
もう、好きにしな





そして、

いきなり目の前に現れたと思った

来海は、そう言って消えてった。






東 〇〇〇
東 〇〇〇
後悔は…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
いや、私には無いな



























後悔を考えた時に、

一瞬頭をぎったのは、

やはり、あの6人だった。







結局、助けに来てくれるんじゃないかな

なんて考えた私がバカだった。
























東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
はぁ…そろそろこの世界ともお別れだ



そして、私はギリギリな場所に立った。

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