第479話

479話 砂糖
2,783
2020/03/13 07:52
紫耀
紫耀
ねぇあなた?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ん?
紫耀
紫耀
廉、頼ってくれた方が嬉しいと思うよ?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そうかな〜…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
でもさ、こんなこと毎回報告されるのも、面倒臭いと思うんだよね
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
まぁ、そのうち頼ってみる
紫耀
紫耀
うん
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
あぁ〜…
紫耀
紫耀
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
もう疲れたな…ボソッ
紫耀
紫耀
…………
紫耀side



あなたがボソッっと呟いた、

“疲れたな…”という言葉。



短くて、か細くて、

でもその言葉に、

色々詰め込まれているのを感じた。









東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
よし!もうそこだからいいよ!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ありがとう!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
またね!
紫耀
紫耀
あっ、うん







あなたside





あぁ〜!熱っぽい!!


頭冷やす為に家出て、

熱出て頭痛くして、何してんだか…






東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ただいま
環奈
環奈
あっ、おかえり
環奈
環奈
雨大丈夫だった…?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
気持ちは大丈夫
環奈
環奈
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
体は大丈夫じゃない
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
てことで、着替えて寝る
環奈
環奈
???




よく分からないまま、次の日になり…





環奈
環奈
あなた〜?もう昼だよ〜
東 〇〇〇
東 〇〇〇
環奈〜



環奈side


昼の2時を過ぎても起きてこないから、

部屋まで見に行くと、

行った瞬間、何かいつもと違う声で呼ばれた。









環奈
環奈
どうしたの?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
暑っついのに、寒い〜
東 〇〇〇
東 〇〇〇
頭痛い〜…
環奈
環奈
熱?
環奈
環奈
待ってて、今体温計持ってくるから
東 〇〇〇
東 〇〇〇
だめぇ…行っちゃだめぇ…
環奈
環奈
❥ー(♡ω♡ )ー➤ズキュン!!
環奈
環奈
えっ?待って、何でデレデレなの…?
環奈
環奈
風邪引いたから!?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
れぇん…
環奈
環奈
れん?
環奈
環奈
永瀬?
環奈
環奈
あぁ、好きな人と一緒にいたい感じ?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
コクッ
環奈
環奈
電話する?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
する






高校3年生、18歳。


東あなた。



過去一、デレ期の到来です。




























それから、あなたの電話を通して、

休みだった廉に来てもらった。





環奈
環奈
あの、私買い出し行ってくるんで、
お願いします
廉
あっ、はい


廉side


あなたが熱を出したという急な連絡により、

家を教えてもらい、来た訳だが、

何だこの砂糖で、甘いあなたは…





東 〇〇〇
東 〇〇〇
れん、好きっ❤️
廉
お、おん


いや、可愛いすぎる…



ヤンキーの面影が、もはや無い。




廉
てかあなた、寝なくていいん?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
うん!廉が居るから大丈夫!



どういう理屈かは分からないが、

とにかく可愛い。


それで俺にくっついてくるとか、

もう可愛すぎてヤバい。





てか、この調子なら病院行かせられるんじゃ…




廉
あなた、病院行かへん?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
嫌だ!
廉
やっぱ病院嫌い?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
嫌い…



結果やはり、病院は嫌いなのであった。



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