紫耀side
あなたがボソッっと呟いた、
“疲れたな…”という言葉。
短くて、か細くて、
でもその言葉に、
色々詰め込まれているのを感じた。
あなたside
あぁ〜!熱っぽい!!
頭冷やす為に家出て、
熱出て頭痛くして、何してんだか…
よく分からないまま、次の日になり…
環奈side
昼の2時を過ぎても起きてこないから、
部屋まで見に行くと、
行った瞬間、何かいつもと違う声で呼ばれた。
高校3年生、18歳。
東あなた。
過去一、デレ期の到来です。
それから、あなたの電話を通して、
休みだった廉に来てもらった。
廉side
あなたが熱を出したという急な連絡により、
家を教えてもらい、来た訳だが、
何だこの砂糖で、甘いあなたは…
いや、可愛いすぎる…
ヤンキーの面影が、もはや無い。
どういう理屈かは分からないが、
とにかく可愛い。
それで俺にくっついてくるとか、
もう可愛すぎてヤバい。
てか、この調子なら病院行かせられるんじゃ…
結果やはり、病院は嫌いなのであった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。