お昼
海人side
はーい!海人でぇーす!
あなたが、また喧嘩に行くそうです。
なんでしょうね?
誰と喧嘩するのでしょうか?
悪い予感はしないけど、
いい予感もしませんね〜…
まぁ、早くお昼食べて、
見に行ってみますか!
旧校舎
この学校の旧校舎は、
そんなに古くない。
私が入学する、少し前に建て替えて、
そのままらしい。
そう言っても、もうこの校舎は、
全く使われてないから、
人が来ることなんて、滅多にない。
入って、早速廊下で、
鉢合わせ。
見る限り、私の前に2人、
そして後ろに隠れてる2人、
恐らく、この中央階段の踊り場に
もう1人隠れているだろう。
そして、私の横の部屋に、
男が3人。
全員で、8人だ。
後ろから1人…
ボゴッ
私は、後ろに蹴りを入れた。
見事命中。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!