第607話

お気に入り900記念の番外編6
2,312
2020/05/30 03:30
美桜side





1ヶ月後、レイの元へと向かうと、

私と同じ歳ぐらいの、女の子が1人居た。





でも、私がレイの場所に着く前に、

その女の子は去っていってしまった。





美桜
美桜
レイッ!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
えっ、美桜?
美桜
美桜
うん!親の了承得てきた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
良かった…もう来ないかと思った
美桜
美桜
ごめん…何かレイの役に立てることを
身につけようと思って…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
えっ?
美桜
美桜
ハッキングできるようになったよ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
えっ!?
美桜
美桜
これで弟子って認めてくれる?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
う〜ん…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
じゃあさ、これから喧嘩するの
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
だから、そこで判断する
美桜
美桜
分かった…




私は、早速1ヶ月の成果を、

発揮することとなって、少しだけ嬉しかった。



でも、それと同時に、

レイの弟子になれるのか、不安だった。









1時間ぐらいして倉庫に向かうと、

今回は既に、敵らしき人物が待っていた。



よォ、遅かったな
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
わざわざ来てあげてんのに、
その態度なの?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
お前ら3人、私と戦うの3回目だよ?
美桜
美桜
3…回目…?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そう。やられても諦めない精神は凄いけど、いい加減勝ち目も無いのにね
フッ…だからな、
今日は武器を持ってきたんだよ
お前を喧嘩なんて
二度と出来ない体にする為に
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ふ〜ん…武器ね
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
まぁ今回は私も1人じゃないし
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
今日が3度目の正直ってことで
許してあげるよ
フッ…甘く見てると痛い目見るぞ



そして男3人が、それぞれ武器を持って、

迫ってくる。



美桜
美桜
えっ!?私どうしたらいいの!?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
アイツらの目的は私だから、
誰か1人の気を引いて
美桜
美桜
了解



今回の相手は、前回より人も多く、

ガタイも良い。


そして武器持ちだ。



前回より、恐らく強い。




でも私も、1ヶ月間、

毎日死ぬ気で頑張った。



だから、少しは役に立てるはず…












ボゴッ





ガハッ…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
!?



私が出したその1発は、

向こうとしても不意打ちになったようで、

いい攻撃となった。




あぁ?なんだよお前…
美桜
美桜
今田美桜
美桜
美桜
レイの弟子候補
ふ〜ん…じゃあお前からだ
美桜
美桜
私、そんなに弱くないし



そして私は、あとの2人に殴った。


美桜
美桜
ハァハァ…
美桜
美桜
終わった…



その時だった、後ろから声がした。




クッソ…死ね!
美桜
美桜
!?



鉄のバットを持った男が、

振りかぶっていた。





やばい…殴られる…






そう思い目を閉じると…













バシッ








気づけば目の前にあなたが居た。







東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
嫉妬したからって、バット使って
殴っていいと思ってんの?
ヒッ…



その後、男はレイに顔面を蹴られ、

気絶した。





クッソ…!2人でくるなんて、卑怯だろ!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
はぁ?武器使って戦うお前らの方が、
よっぽど卑怯だろ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
てかそもそも、
私がいつ一匹狼だなんて言った?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
勝手に決めつけて、それを言い広めてるのは、お前ら自身だろ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ま、私達の勝ち
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
あと、美桜は私の“仲間”だから
美桜
美桜
!!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
何かしたら、容赦なくぶっ潰す
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
帰ろ、美桜
美桜
美桜
うん!




私“達”って言ってくれたり、

“仲間”って言ってくれたり、

私は凄く嬉しかった。




これが、例え自分が勝つ為の、

戦力としか思ってなかったとしても、

私は役に立てるのなら、それで良かった。




プリ小説オーディオドラマ