第331話

331話 張り付いた仮面
3,155
2019/09/24 16:47
雄登
雄登
また綺麗事って言われるかもしれないけど、いいんじゃない?
自分に呆れても
雄登
雄登
その分、吐き出せば
雄登
雄登
あなたの場合、きっと今言ったことも、溜め込んでるうちの、1部にしか過ぎないでしょ?
雄登
雄登
だったら、この機会に、これに関係無い事でも、言える事全部吐き出しな
雄登
雄登
俺らが聞いてるし、触れてほしくない事なら、それについて聞かないから
雄登
雄登
とりあえず、口に出してみないと、
何も始まらないよ?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
…………………
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ずっと、ずっと、ずっとずっと!
小さい頃から、苦労してきた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
お母様も、お父様も、
全て弟に取られて!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
1人で頑張ってきた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
それでも頑張れたのは、きっとそのうち、報われるんだろうって、思ってた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
苦しい分、辛い分、悲しい分、寂しい分、きっと全部そのうち報われるんだろうって思ってた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
それがやっと、キンプリの6人と出会って、報われたと思った。
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そしたら、すぐに裏切り者扱い
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そんな事されたくなかった!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
別に、高望みはしないから、
せめてずっと一緒に居たかった!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
なのに、一緒にどころか、避けられて、私の親友の4人には、存在を忘れられた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そんな事、普通有り得る!?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
有り得ないでしょ!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
もうここまで、生まれてから十数年、頑張ったんだから、もう幸せにさせてよ!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
それにさ、大阪でさ、お母様からの手紙があってね、それを読んだの
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
何回も謝られた
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
だけど、やっぱり私の人生、もう少しまともに生きたかった
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
今からやり直すには、もう手遅れすぎるよ…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
今まで、嘘でも笑って、誰にも心配かけないように、過ごしてきた。
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
だけど、それももう、限界…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
作り笑いは、もう疲れたよ…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
張り付いた、この仮面を、外したい…




その瞬間、あなたは、

力なく柔らかく、微笑んだ。







そして、目から、

数粒の水滴が流れた。







東 〇〇〇
東 〇〇〇
助けて…


そして、ついに、

あなたは、

ボロボロと涙をこぼしながら、

助けを求めた。









雄登
雄登
よく言った



そして、那須は、

近寄ってきて、

優しく頭を撫でてくれた。



飛貴
飛貴
辛かったよね…もう大丈夫だよ
雄登
雄登
絶対、俺らが助けてあげるから
やっぱり正夢だった。





どうしたの?

って声をかけてくれて、

絶対守るから

って約束してくれた。






もしかしたら、

やっぱり裏切られるのかもしれない。





だけど、この人達は、

きっと信じて大丈夫だろう。






私はそう感じた。







きっと、大丈夫。











そう信じて、

いつかまた、全員で楽しめる日を、

待っていよう。


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