私は、ちょうど近くを通った、同じ歳ぐらいの男性に、なぜ止まっているのか、聞いてみた
私は、小学校6年生の時、唯一の親友が、駅のホームで、亡くなっている
小学校からの帰り、親友は、ホームで電車を待っていたら、知らない男性に押されて、線路に落ち、運悪く、電車が来て、死んだらしい
その後、押した男性は、逃走し、未だに捕まっていない
だからこういう、電車や、新幹線の事故は、特に嫌いだ
その頃、6人は、テレビ番組の収録で、楽屋に居た
楽屋に居るものの、とても空気が重く、誰も喋っていなかった
けど、そんな時…
玄樹が見せたのは、テレビのニュース番組だった。
その内容は…
と、事故は速報になっていた
午前10時
やっと、新幹線が動き出した
ここから大体約1時間で大阪に着く
それから、1時間後、大阪に着いた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!