第406話

406話 この殺気は
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2019/12/24 13:45
東 〇〇〇
東 〇〇〇
そんなに順位やばかったの?
紫耀
紫耀
215位…
紫耀
紫耀
えっ!?2人とも頭良すぎん!?
廉
って言っても、今目の前に1位のお方がいるしな〜
東 〇〇〇
東 〇〇〇
いや、私はひたすら勉強してただけだし
東 〇〇〇
東 〇〇〇
もういいから戻ろ?
紫耀
紫耀
うん…





そして、人混みから抜けようとした、

その時だった…


































ドンッ















誰かがぶつかってきた。







私は、避けたのに、ぶつかってきた。




東 〇〇〇
東 〇〇〇
ゾクッ




それに何だ。



この以上な程の、嫌悪感。









この一瞬で分かるほど、

私は“この人”に、

拒否反応を起こしている。















廉
大丈夫か?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
え?うん
紫耀
紫耀
今のは、ぶつかってきてたよね?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
うん
廉
てか、あの人よな?あなたが居ない間に転校してきて、前回のテストの1位だった人









廉が言う通り、

見た目からして、優等生。




セミロングぐらいの髪を三つ編みにし、

しっかりとネクタイをしめ、

スカート丈は、膝下。




The優等生




前回1位だったのも、分かる





学級委員でもやっているのか…










廉
まぁ、気にしない方がいいで
廉
1位を取られた、腹いせや
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
腹いせ……ね…?
紫耀
紫耀
ちょ、あなた?
紫耀・廉
紫耀・廉
(あなたが、学校でヤンキーに…)
紫耀・廉
紫耀・廉
(一体、何なんだ?)











あれは、腹いせなんかじゃない。






八つ当たりでもない。
















アイツからは、ビンビンの、

殺気を感じる。






ただの、優等生なんかじゃない。
















そして、この殺気は、

もう既に何度か感じた事がある。















恐らく、あの優等生は…

































































七瀬。










アイツだ。









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