第557話

557話 ありがとう
2,657
2020/03/31 14:36
東 〇〇〇
東 〇〇〇
紫耀、本当にありがとう
紫耀
紫耀
いいえ〜!
本番5分前になり、

ドアの前で、紫耀と話している。



東 〇〇〇
東 〇〇〇
ごめんね、紫耀
紫耀
紫耀
いきなりどうしたの?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
何か、紫耀の希望に、
何も応えられてない気がする
紫耀
紫耀
えっ?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
それこそ廉と付き合ったのだって、
紫耀のこと振っててさ…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
本当はね、少しだけ気づいてたの
東 〇〇〇
東 〇〇〇
いつか、もう3年以上前のことだけどさ、私が寝てた時に、紫耀が私の事を好きみたいなことを言ってくれてさ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
寝ぼけてたし、きっと夢だったんだろうなって思ってたんだけど、今考えたら、もしかしたら夢じゃなかったのかもって思って
紫耀
紫耀
あぁ〜、それ多分ホント
紫耀
紫耀
引かれるかもしれないけど、
俺まだあなたのこと好きだし
東 〇〇〇
東 〇〇〇
えっ…?
紫耀
紫耀
さっきの美人なお嫁さんが欲しいとかもさ、あなたのことだし、
紫耀
紫耀
あなたが勘違いしちゃえば、
いいのにな〜とか思ってた
紫耀
紫耀
でも、あなたと廉の間に、
俺が入る隙なんて1mmも無くてさ
紫耀
紫耀
きっと最強だよね‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
最強…
紫耀
紫耀
でも俺、あなたを好きになったことも、今もあなたのこと好きなのも、
全部後悔してないから
プランナー
そろそろ入りますよ
紫耀
紫耀
はい
東 〇〇〇
東 〇〇〇
はい
紫耀
紫耀
あなた、俺の事は気にしなくていいから、幸せになってな?
プランナー
新婦の入場です




その瞬間、前の扉が、

バッっと一気に開いて、

目の前に廉が居る。





もう私は涙腺崩壊で、号泣してた。





また紫耀の要望に応えられなくて、

何もしてないのに、

紫耀は、私に沢山勇気をくれて。






私は、絶対に感謝を伝えなきゃいけないと思った。



















一歩進んで、礼をして、美桜の方を向く。





美桜
美桜
何でそんなに泣いてんの?‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
何か辛くなってきた…
美桜
美桜
まだまだこれからじゃん‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
いや、本当に…
美桜
美桜
今日どれだけ泣く気なの?‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
分かんないや…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
もう何か、今なら色んな曲に
感情移入出来そう…
美桜
美桜
それは意味分かんない‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
でも、美桜にも本当に感謝してる
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ありがとう
美桜
美桜
多分、感謝を言うべきなのは、
私達じゃないよ
美桜
美桜
向こうの6人に言わないと
美桜
美桜
だってあなた、あの6人と出会ってから、凄い変わったもん
美桜
美桜
あなたを変えたのは、悔しいけど私達じゃなくて、あの6人だよ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
そうかな〜…グスン
美桜
美桜
もう泣くのやめなって‪w
美桜
美桜
ほら、行ってきな





そして私は、美桜にベールを下げてもらい、

送り出された。





紫耀
紫耀
うわぁ〜、凄いね。人いっぱい
東 〇〇〇
東 〇〇〇
今言うこと?‪w
紫耀
紫耀
そうだよ。あなたは笑ってないと
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ごめん



小さな声で話しながら、廉の元へと向かう。







そして、廉のすぐそばまで来て、

後は廉の所に行くだけ。






そして…








そして廉の横に行くと、

紫耀は、廉のことを呼んで…




紫耀
紫耀
次何かあったら、その時は本気で、
あなたのこと奪うからコソッ
廉
もう絶対離さねぇしコソッ





︎︎
東 〇〇〇
東 〇〇〇
何て言われたの?
廉
ん?秘密
東 〇〇〇
東 〇〇〇
えぇ〜…

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