第85話

85話 名前は?
5,709
2019/05/04 15:25
そして、私は、横浜アリーナまで行った
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
へ〜、ここが横浜アリーナか
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
大っきい所…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
こんな所、初めて来たな〜
ここで、少し昔の話をしようかな
私は、生まれてからこれまで、親から愛情を注がれた事は、1度も無いと思う
うちの親は、男の子が欲しかったらしい
だから私が産まれて、泣いていても、ほおったらかし。


ミルクを飲ませるどころか、オムツの交換すらしてくれなかった


だから、昔の私の執事がお世話をしてくれた。


その執事は、私に凄く優しくて、私は、その執事が大好きだった。


それに、その執事の子供だったかな?


その男の子と、よく遊んでた。


その時だけは凄く楽しかった。


相変わらず親は、私の事もほおったらかしだったけど
そんな時に、優斗が産まれた


男の子だった優斗は、親からたくさんの愛情を注がれていた。


本当に私とは大違いに。


そのせいで、出かける時も優斗だけ。


だから私は、小学生になるまで、1度も家の外に出たことが無かった。


庭には出たことは、あったけどね?


それから時は過ぎて、私は、小学校3年生になった。


そんな時に、いきなり執事が居なくなった。


それと同時に、あの男の子も居なくなった。


だからやっぱり、執事の子供だったんだろうな。


理由は、後から聞いた話だけど、私の親に優斗と私への対応が違い過ぎると言ってくれたらしい。


それに怒った私の親は、クビにしたみたい。
今も、あの執事と男の子が居たなら、私は、ヤンキーになんてなってなかったと思う。
まぁヤンキーになって良かったと思ってるけどね
でも、あの男の子、名前なんだったかな?
確か、しゅんすけだっけな?
まぁ、きっともう会えないだろうから、いっか
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東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
てことで、これから、6人のリハーサルを見に行くよ!
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
中入れるのかな?
中に入ろうと思い、入り口まで行くと、案の定、警備員が居た
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
うーん、入れるかな〜
でも、何だかあの警備員と揉めてる人達が居て、何となく近寄ってったら入れそうだな〜と思って、近寄ることにした
そして、私は、すっーと入って行った
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
なんだあの警備員、簡単に入れるじゃん
そして私は、会場まで向かった

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