第545話

545話 心配
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2020/03/25 02:34
6月中旬



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東 〇〇〇
東 〇〇〇
はぁ…寂し…
私達が作った台風は、

通り過ぎることを知らず、

未だにネット上で荒れているが、

決して批判するコメントは、一切無い。





無事会見は成功し、

世間にも認めてもらい、

お祝いしてもらった。




それはもう、とてつもなく嬉しかった。




そして、次のシングルで復帰という話もついた。















今日は皆仕事で、家に居ないから、

久しぶりに1人になった。






そして、しみじみと思うのは、

この頃、随分と涙脆いなということ。






何かよく泣いてる気がする。




悲しいことも、嬉しいことも含めて、

何かよく泣いてる。












いちいち泣くな、バーカ。














自分に、そう言い聞かせた。
















が、寂しいな…




と思う。















やっぱり、1人は嫌いだ。



















1人で居ても、

ホントに何もすることが無くて、

ただレポートを書いてる。




というか、だからレポートの

成績いいんだろうなとか思うけど。














というか、私達は、

いつ入籍するのだろうか…




結婚会見はしたものの、

そういえばまだ正式に入籍してないな。



それに、廉のお母さんとお父さんにも

会ってないし…




私は親死んでるし、親クソだし、

特に挨拶とか無いけど、

私が挨拶しなきゃいけないのでは?




廉、何も言わないけど、大丈夫だろうか?







ふと心配になった。












































ガチャ



紫耀
紫耀
ただいま〜
紫耀
紫耀
あなた居る〜?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
居るよ〜
東 〇〇〇
東 〇〇〇
てかもう帰ってきたの?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
今日皆帰ってくるの夜じゃないの?
紫耀
紫耀
なんか早く終わったから、
早く帰ってきた
東 〇〇〇
東 〇〇〇
あ、そうなんだ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
で、何だっけ?
紫耀
紫耀
えっ?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
何か呼ばなかった?
紫耀
紫耀
あっ、いや呼んだだけ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
なんだ‪w
紫耀
紫耀
あなた?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ん?何?
紫耀
紫耀
おめでとう
東 〇〇〇
東 〇〇〇
いきなりどうしたの!?
紫耀
紫耀
いや、何でも無いわ‪w
東 〇〇〇
東 〇〇〇
何さ!



紫耀の言いたいことは、

正直よく分からなかったが、

紫耀には沢山感謝している。




廉とのことだって、

紫耀に何回も話聞いてもらった。



何回泣いても、その度に、

優しく慰めてもらって、

ホント心強かった。




だから、きっと感謝を伝えるべきだと思う。













東 〇〇〇
東 〇〇〇
紫耀?
紫耀
紫耀
何?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ありがとう
紫耀
紫耀
えっ!?何何!?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
お返し〜‪w
紫耀
紫耀
……………
東 〇〇〇
東 〇〇〇
えっ!?怒った!?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
ごめん、そんなつもりじゃ…
紫耀
紫耀
いや、違くて…
紫耀
紫耀
俺、やっぱあなたのこと好きだわ
東 〇〇〇
東 〇〇〇
はいぃ!?
紫耀
紫耀
あっ、友達としてな?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
あっ、うん!そりゃあ私もだよ!






紫耀side



まぁきっと、あなたのことだから、

気づいてないんだろうな〜…



俺、恋愛感情としての好きなんだけどな‪w



って言っても、

もう今更邪魔する気は無いし、

この気持ちには、蓋をするけどね。














いつしか、伝えられたらいいな…












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