ついムキになってしまって、
思い出したくないところまで、
思い出してしまった。
あそこでジンが、
止めてくれてなかったら、
私はどうなってただろうか…
危うくは、昨日の二の舞だ。
明日は仕事だ…
それに、学校も行きたいし、
この事についても考えなきゃいけない…
私は、こんなんでやっていけるのだろうか…
心配と、不安が頭をよぎる…
私は6人を信じてる。
6人が大好きだ。
でも、だからこそ、
迷惑や、怪我は、
絶対にさせたくないんだ。
私がいつ、ジャニーズを辞めても、
別に大したことはない。
でも、事務所からも、ファンからも、
常に期待されている6人は、
辞めるなんて、出来るわけないし、
期待されてすぎて、
相当のプレッシャーもあるだろう。
それは、他でもない、
私自身がよく分かる。
同じメンバーとして、やっているから。
どうにか、急いで解決する方法…
それを見つけなきゃ!
次の日の朝
午前6時
相変わらず、寝癖1つない、
黒髪ストレート。
ツヤツヤで、柔らかい髪質だ。
俺なんか、毎日寝癖パラダイスだけど★
ちょっぴり番外編
電車での痴漢について、
話していた時の2人…
“襲われないよ”
あなたの言ったこれは、
暴力などで、“襲われない”という意味。
が、一方…
こっちの、
“襲われるからね”は、
性的な意味で、
あなたが“襲われる”意味。
同じ話でも、少しだけ意味の違った、
2人の話でしたとさ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!