第586話

お気に入り800記念の番外編15
2,290
2020/05/12 04:04
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
何?私に銃を向けるの?
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
爆発させるよ?




これは賭けだ。



私が生き残る可能性は低いが、

私以外は生き残る可能性が高い。





まずは1つ目。


2分の1の確率。




でもこの賭けは、恐らく私の勝ち。






レイ
レイ
してみろ
レイ
レイ
今のお前は、逃げられないからな
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
ッ………
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
で、そっちの要望は…?
レイ
レイ
(よしッ!)



これで、この賭けは私の勝ち。




レイ
レイ
要望は、人質の解放
レイ
レイ
King&Princeの6人と、武楽の私以外の4人を安全な場所まで解放すること
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
ふ〜ん…自分を捨て身にしてでも
守ろうと…
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
でもな〜…
レイ
レイ
今解放しなければ、
このままお前の脳天を撃ち抜く
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
撃って、お前が助かったとしても、
お前は人殺しになるよ?
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
あぁ、自分の娘を、
人殺しの子供にしようと…?‪w
レイ
レイ
お前を殺したら、私は自首する
レイ
レイ
もしくは、そのまま私も自殺する
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
へぇ…まぁどちらにしろ、可哀想な子
レイ
レイ
香恋は可哀想な子なんかじゃない
レイ
レイ
最高のお父さんが居るからね
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
あぁ、ウザっ…
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
何が最高のお父さんだよ
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
お父さんなんか、ろくでもねぇよ
レイ
レイ
私の父親も、ろくでもないよ
レイ
レイ
もう、大分前に死んでるけどね
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
東財閥の当主で、金持ちなのに、
それのどこがろくでもないのか…
レイ
レイ
死んでから、七瀬にでも聞けばいい
レイ
レイ
で?早く解放してくんない?
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
分かったわよ…
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
お前ら!
はい!
竹本  真莉愛 (たけもと  まりあ)
竹本 真莉愛 (たけもと まりあ)
見張ってきなさい
承知しました!




この賭けも、私の勝ち。





でも、さっきからずっと、

ひっきりなしに、

廉達と、美桜達から話しかけられている。






「何言ってんの!?」


「ここで死んで、香恋はどうするのさ!」



とか、



『あなた!ダメだって!』


『俺1人じゃ、香恋のこと育てられへんよ…』



とか…








ず〜っと、ひっきりなしに言われてる。








でも、私はそれに無視をする。















言ったもんね。



最悪の場合もある。って。


廉は、私に構わず逃げてね。って。










だから…




美桜
美桜
あなた!何言ってんのさ!!
美桜
美桜
こんな所で死ぬ気!?
美桜
美桜
私、許さないからね!!
暴れるな!
レイ
レイ
美桜、言ったでしょ?
レイ
レイ
最悪の場合もあるって
廉
あなた!!俺1人じゃ無理やって!





廉がマイクを使って、

2階席から喋りかけてくる。




レイ
レイ
大丈夫!!



私は、常にこの女に銃を向けながら、答える。



一見、私が犯人みたいだけど…‪w








私がそう返してすぐに、

取り押さえられて、この会場から、

離される。





さとみ
さとみ
あなた、10分後外で待ってる
レイ
レイ
了解
レイ
レイ
出来るだけ多くの人数で待ってて
さとみ
さとみ
クスッ…分かった



そして、全員が外に出ていった。









































最悪の場合もある。


廉は私に構わず逃げてね。





まだ、これは最悪の場合じゃない。


廉も逃げた。











だから…















私も、このまま黙ってはいられない。






プリ小説オーディオドラマ