第11話

自作×ポッキー×胸キュン
1,675
2019/01/01 12:54
ポッキーさん
ポッキーさん
どうもこんにちは!サクッと美味しいポッキーです!今日はですね、コラボ動画です!
あなた

はい!皆さんどうもこんにちは!ゲーム実況者のプリッツです!

ポッキーさん
ポッキーさん
はい、ということで今日はプリッツさんと実況したいと思います!
あなた

いえーい!

ポッキーさん
ポッキーさん
今日はですね……
こうやって動画が始まった訳なんだけど……どうしよう、結構近い距離でドキドキするんだけど!!
私、プリッツはゲーム実況者であり、ポッキーさんのファンであります!だから、プリッツっていう名前にしたんだけどね!
ポッキーさん
ポッキーさん
そう言えば、プリッツさん今日何の日か知ってます?
あなた

はい!ポッキー&プリッツの日ですよね!

ニコッと笑えば、ポッキーさんもマスクの下に笑みを浮かべた。
あぁぁ、かっこいい…!!
あなた

今日はポッキーもプリッツも食べちゃいますよー!

ポッキーさん
ポッキーさん
じゃあ僕も食べようかなぁ……
重症だと思うんだけど、ポッキーさんが私と同じことをするってだけでドキドキしてしまう。
ポッキーさん
ポッキーさん
そうだ、プリッツさん。今からするゲームの対戦バージョンで負けた人は罰ゲームっていうのはどうでしょう。
あなた

いいですね!罰ゲームは何にします?

ポッキーさん
ポッキーさん
んー折角ポッキー&プリッツの日なので、それにまつわることにしたいですよね……。
んー……ポッキー&プリッツの日にまつわることかぁ。あんまりいきすぎる罰ゲームだと私の心臓がもたないしなぁ。ある程度大丈夫そうなもの……あ!
ポッキーさんが考えている間に私が考えた罰ゲームを提案する。
あなた

罰ゲームなんですけど、自分の名前のお菓子咥えたとこ写真に撮って、それをTwitterにあげるっていうのはどうでしょう!

ポッキーさん
ポッキーさん
お、いいですね!僕マスクですけど、勝つんで!
あなた

む、私が勝つに決まってるじゃないですかー!

なんて言い合いながら始まったゲームバトル。ポキさんはやっぱり強かったけど、ゲームしている時はとても楽しかった。
そして勝敗は……
あなた

負けたぁー…!

私が机に突っ伏せば、横でポッキーさんがくすくす笑っているのが聞こえる。
ポッキーさん
ポッキーさん
罰ゲーム考えた本人が罰ゲームだなんてねw
あなた

そ、そんなに笑わないでくださいよぉ!

笑ってるポッキーさんはとてもかっこよくてドキドキしたけど、そこまで笑われると恥ずかしい。今の私の顔はきっと赤いだろう。
ポッキーさん
ポッキーさん
さ、プリッツさんやってください!
ノリノリのポッキーさんは私にプリッツの箱を渡した。私はまだ恥ずかしいままで。だけど、自分が決めた罰ゲームだからなぁ……なんて考えながらプリッツの袋を1つ開けその中の1本を取り出した。
あなた

じゃあ、咥えるんでポッキーさんのスマホで撮ってくれませんか?

ポッキーさん
ポッキーさん
分かりました。
ポッキーさんはスマホを取り出して私にカメラを向けた。私は恐る恐るプリッツを咥え、上目遣いでカメラを見た。
ポッキーさん
ポッキーさん
……撮れました
さっきのノリノリのポッキーさんはどこへやら。スマホの画面をこちらに見せてくれる。その間にプリッツを少しずつ食べていく。
あなた

うわぁ……黒歴史決定だ……

真っ赤な顔を両手で覆い隠す。恥ずかしすぎるって!!!そんな事を考えていれば、落ち着いた声が聞こえてきた。
ポッキーさん
ポッキーさん
……プリッツさん、ちょっと両手外してくれませんか?
あなた

……?

私はポッキーさんの言うことに従う。でも、恥ずかしかったから、そろーっと手を外していく。全部手を外した時、ポッキーさんがカメラのレンズを手で隠し、こっちに身を乗り出した。
あなた

え……

気付いた時には遅くて、ポッキーさんはマスクを人差し指で下ろした。これから起きることに期待してしまった私は、目を瞑った。するとポッキーさんは、私が咥えていた短いプリッツを唇から奪っていった。
ポッキーさん
ポッキーさん
ご馳走様でした。こっちのプリッツも本物のプリッツも好きなんですよ、僕。
満足そうに笑うポッキーさんはそう言いながらマスクを上げた。
ポッキーさんのマスクの下を見れた!キスしちゃった!やっぱりかっこいい!そんな思いの中、唯一まとまっている思考は、
あなた

さ、さっきのどういう意味ですか!?

また真っ赤になっているであろう顔でポッキーさんを見ながら言う。すると、意地悪そうに笑って、
ポッキーさん
ポッキーさん
そのままの意味です。
なんて言った。
神様、私は自惚れてもいいのでしょうか。

プリ小説オーディオドラマ