私は、佐野万次郎の幼馴染だ。
私たちが生まれる時もお母さん達が仲がいいからか、
ずっと一緒だった。
本当にずっと。
私たちは一緒に育って行った。
けど、ある日エマちゃんというかわいい子が万次郎の妹になった。
万次郎はエマちゃんのためにマイキーというあだ名を考えついたらしい
これで二人の距離が縮まって仲良くなったことについては私はすごく嬉しかった。
でも、万次郎は私はマイキーって呼ぶなって言ってきた。
みんなマイキーって呼ぶから私も呼びたかったけどマイキーって私が呼ぶと怒るから私だけ万次郎と呼ぶことになった。
大体この時ぐらいからかな?
あからさまに万次郎が私を
『嫌ってる』
てことがわかり始めたのが・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!