あなたside
入学式から何日間かたった今日。
5時間目の国語が終わり次は道徳の時間。
(今日もつっきー達部活だから私一人で帰らなきゃ行けないのか、、)
道徳の準備をしながらそんなことを思う。
ちなみに、つっきー達は入学式の次の日にバレー部に入部したのだ。
先生が入ってきて、みんな着席する。
先生「はぁい、号令!」
モブさん「起立!気をつけ!れい」
みんな「よろしくお願いします」
先生「今日は1ヶ月後くらいにある新入生合宿の班と、部屋のメンバー決めるぞぉ」
ざわざわとみんなが喋り出す。
※新入生合宿とは
1年生学年全体で行く旅行。班で色んなところをまわる
女子
「えぇ、月島くんか影山くんがいいなぁ、」
「それなぁ!バレー部ってイケメンしかいないよね」
「ね!てか、モブ美可愛いから(お世辞)お風呂男子に覗かれそぉw」
「えぇーwやだぁw影山くんはぁ、そんなことぉ、しないよぉ!」
(影山くん人気だなぁ。一緒になったら女子になんか言われそう。怖。)
先生「じゃ、男子3人女子2人をそれぞれ決めてもらってそれをくじで決めるから時間とって話し合いしろ」
(私誰と一緒がいいかな。)
まわりの子達はみんな決まっていってる。
?「ねぇ、あなたちゃんだよね?一緒にならない?」
あなた「え?」
夏樹「あ、急に言われてもって感じだよねw私は原田夏樹!いやぁ、前からあなたちゃんと話してみたかったんだよねぇ!」
あなた「そうなんだ!じゃ、夏樹ちゃん一緒になろ?」
夏樹「いいの??ありがとう!あ、なっちゃんでいいよ!」
あなた「分かった!なっちゃん!٩(ˊᗜˋ*)」
なっちゃん「あぁー、可愛い!!私もあなたって呼ぶね!」
あなた「うん!」
何やら男子がまだ決まってないようだから私はなっちゃんと話してた。なっちゃんは、自己紹介の時になんだあの小動物は!?と思って私と話してみたかったらしい。そして入学式の時つっきーに一目惚れしたらしい。それを聞いて私はつっきーとなっちゃんくっつけ作戦を始めるのだった!!
そんなこんなで話しているうちに
先生「よぉーし、男子も決まったからくじ引くぞ。」
くじはなっちゃんが引きに行った。なっちゃんは3番を引いた。
先生が順番に男子チームと女子チームをくっつけて行く。
さくしゃA乱入
(なんか、くっつけていくって言い方おかしいか?)
先生「3番引いたとこどこだ?」
夏樹「はぁい!」
先生「男子は?」
山口「はぁい!」
(あ、山ちゃんと一緒だ!やった!てことはつっきーとあと一人誰だろ)
先生「じゃ、班で1回話し合ってどこ行くか話あえ」
山口「あなた!一緒になれたね!!」
あなた「うん!やったね!」
月島「お前らあんまはしゃぎすぎんな。てか、女子もう1人は?」
夏樹「わ、わたしです!よ、よろしくお願いします!」
さっきまでめっちゃ元気だったなっちゃんが好きな人の前だから恥ずかしがっている。
月島「夏樹さんだっけ?よろしくね。」
あなた「夏樹ちゃんって呼んであげたら?」
月島「え、わかった。夏樹ちゃん。」
夏樹「////////」
?「あのぉ、古谷さん。俺も一緒なんでよろしくお願いします。」
あなた「え、あ、はい。って、え!?!?」
あなた「影山くん………。」
影山くんがきょとんとした顔でこちらを見てくる。
(最悪だ。つっきーだけなら、幼馴染ということもあるし女子に言われないかなと思ったけど、影山くんもいた。そういえば3人ともバレー部だな。だからか、。これは、覚悟せねば。)
影山「古谷さん??」
あなた「ふぇ!」
(あ、しまった。)
あなた「あ、ごめんなさい。あ、よろしくお願いします!」
影山「よろしくです。」
みんなで話しあって、行くところを決めた。そして山口くんにコソッと相談してなっちゃんとつっきーを少しでも近づけようと帰ったら通話で作戦を練ることになった。
(なんか、楽しみだな)
あなた「ふふっ」
影山「ん?どうした?」
あなた「いや、なんか楽しみだなと思って」
影山「たしかに楽しみだな。」
いい思い出になりますように!
?「なにあれ」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!