……なんか…両手が暖かい…
気のせい…じゃないよね??
右を見ると耳を赤くした一松君と目が合った。
優しく微笑みかけられて、私も思わず微笑んでしまった。
左を見るとか顔が真っ赤になっているチョロ松君と目が合った。更に顔が赤くなったからリンゴみたいになっていた。
勇気を出して繋いだのかな…??
だったら…嬉しい、かも…なんて……
トト子ちゃんを見ると、爆睡していた。ここまで来るの、疲れたよね。おやすみなさい、
耳元で一松くんが囁く。
一松くんが、私と握っている手を恋人繋ぎにして、私の耳を舐めた。
そういって、辞めてくれたと思ったら、
チョロ松君も私とチョロ松君の手を恋人繋ぎにした。
少しづつチョロ松君の顔が近づいてきた。
バシン!!!!
殴る音が聞こえたかと思ったら、トト子ちゃんがチョロ松君と一松君を殴ったようで、チョロ松君と一松君が倒れていた。
〜その後〜
チョロ松くんと一松くんが更にボコボコになっていました。
多分、トト子ちゃんとほかの松達にボコされたのかなぁ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。