あ、そういえばいい忘れていたのですが
ここ男子校ですがよろしいですか?
へっ?
は?(超低音)
ヒェェッ
確かに…言われてみればそうですね
………あの……私には私を守ってくれるお兄ちゃんがいるから大丈夫です…!
確証はないですけど…
あと私には彼氏ももとの世界に居ましたし、ここにとどまる理由もないと思います。
それに…友達も居るし…ね。
悠亜はチラッと自分の顔を見た。
そして照れ臭そうにヘニャッと笑った。
何このかわいい生物?????
ま、まあそれなら大丈夫何じゃない?
(照れてるなぁ)
ゴッホン…それでは改めて貴方から。
鏡の前に立ってください。
は!はい!
汝の名を告げよ
鏡が喋った!?!?
………………悠亜、宇原悠亜です!
ユア……………汝の魂の形は…
…………………………わからぬ
…この者からは一切魔力の波長を感じられぬ…色も形も一切の無である…
やはりですか…
僕と同じだね。
それでは…まあ兄弟ですのでやましい事などの心配はないでしょう。
やまっ……………
学園長…………
おっと失礼…………
それではユアさんにはオンボロ寮に留まっていただくことにしましょう。
双子と言うことはほとんど監督生君と同じと言えるということ、つまりこの学園の良い刺激になると私の教育者としての勘が言ってます!!!
は、はぁ………
(すごい困ってる…)
さて!
次はあなたの番ですよ!
はーい
汝の名を…………………………………………………
ん?
どうしました?
何かあったのか?
とうとう鏡が壊れたか…
壊れていないはずですよ!!
いや、バグったパソコンみたいに固まってるんだけど。
壊れたとしか言いようがないやん。
うぐっ
確かに言われてみれば異世界人を三人も出しているんだからあり得るんじゃない?
ぐはっ…
皆止めて!
もう学園長のHPは0よ!
悠亜…それどこで覚えてきたんだ…?
すごいメタ展開…
そんな会話が五分ちょっと続いたところで鏡が喋り出した。
本当に何なんだこの鏡…
そして待たせられた結果鏡から出た答えは…!
汝、やはり鏡夜の王国の娘ではないか?
は?
ん?
ん?
展開が謎すぎて追い付けないんだが。
他の人も口開けてポカーンとしてるし(一名タブレットのため分からないがおおよそそうだろう)。
つまりここの世界の住人ってことでしょ?
何その乙女ゲー的展開…
自分はこの世界に多分来たことないし、何ならこの世界に住んでいなかったからさ何言ってるか分かんないんだけど。
いいや、仲介をこの鏡でやっているから覚えている。
どういうことです?
汝は元々この世界の住人だったということだ。
ほぇ?
(どんどんと語彙が消滅していってる…!)
(悠亜はどうしてこうなってしまったんだ…)←まだ考え中
なんかカオスで草。
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