第4話

Three
498
2021/03/21 16:08
学園長
あ、そういえばいい忘れていたのですが
ここ男子校ですがよろしいですか?
ユア
へっ?
あなた
は?(超低音)
学園長
ヒェェッ
監督生(ユウ)
確かに…言われてみればそうですね
ユア
………あの……私には私を守ってくれるお兄ちゃんがいるから大丈夫です…!
確証はないですけど…
ユア
あと私には彼氏ももとの世界に居ましたし、ここにとどまる理由もないと思います。
それに…友達も居るし…ね。
悠亜はチラッと自分の顔を見た。
そして照れ臭そうにヘニャッと笑った。














何このかわいい生物?????
あなた
ま、まあそれなら大丈夫何じゃない?
ユア
(照れてるなぁ)
学園長
ゴッホン…それでは改めて貴方から。
鏡の前に立ってください。
ユア
は!はい!
汝の名を告げよ
ユア
鏡が喋った!?!?
………………悠亜、宇原悠亜です!
ユア……………汝の魂の形は…
…………………………わからぬ
…この者からは一切魔力の波長を感じられぬ…色も形も一切の無である…
学園長
やはりですか…
監督生(ユウ)
僕と同じだね。
学園長
それでは…まあ兄弟ですのでやましい事などの心配はないでしょう。
ユア
やまっ……………
監督生(ユウ)
学園長…………
学園長
おっと失礼…………

それではユアさんにはオンボロ寮に留まっていただくことにしましょう。
双子と言うことはほとんど監督生君と同じと言えるということ、つまりこの学園の良い刺激になると私の教育者としての勘が言ってます!!!
ユア
は、はぁ………
あなた
(すごい困ってる…)
学園長
さて!
次はあなたの番ですよ!
あなた
はーい
汝の名を…………………………………………………
あなた
ん?
学園長
どうしました?
何かあったのか?
とうとう鏡が壊れたか…
学園長
壊れていないはずですよ!!
あなた
いや、バグったパソコンみたいに固まってるんだけど。
壊れたとしか言いようがないやん。
学園長
うぐっ
確かに言われてみれば異世界人を三人も出しているんだからあり得るんじゃない?
学園長
ぐはっ…
ユア
皆止めて!
もう学園長のHPは0よ!
監督生(ユウ)
悠亜…それどこで覚えてきたんだ…?
あなた
すごいメタ展開…
そんな会話が五分ちょっと続いたところで鏡が喋り出した。

本当に何なんだこの鏡…







そして待たせられた結果鏡から出た答えは…!
汝、やはり鏡夜の王国の娘ではないか?
あなた
は?
学園長
ん?
ん?

展開が謎すぎて追い付けないんだが。



他の人も口開けてポカーンとしてるし(一名タブレットのため分からないがおおよそそうだろう)。







つまりここの世界の住人ってことでしょ?



何その乙女ゲー的展開…
あなた
自分はこの世界に多分来たことないし、何ならこの世界に住んでいなかったからさ何言ってるか分かんないんだけど。
いいや、仲介をこの鏡でやっているから覚えている。
学園長
どういうことです?
汝は元々この世界の住人だったということだ。
あなた
ほぇ?
ユア
(どんどんと語彙が消滅していってる…!)
監督生(ユウ)
(悠亜はどうしてこうなってしまったんだ…)←まだ考え中
なんかカオスで草。

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