カシャ
ジミン君の顔が ばっ とこっちに向く
目を見開いて驚いたようにそう言うから少し申し訳なくなる
ですよね…
けど? そう思って私は顔を上げる
そう言って私にデコピンする
んー、結構強めでやったなジミン君…
おでこを抑えてジミン君の方を見る
ひひって笑うジミン君の顔は
いたずらっ子みたいで
ちょっと どきっ としてしまう
ずばっ と言い切られてしまい少し悲しい
“ あーあ ”
そう呟いて猫を撫でる
私の顔を覗きながらそう呟くジミン君
“ よし、 ”
そう言って私に近づいて携帯を取り出す
首を傾げて可愛くそういうからだめなんて言えない
私たちは猫と一緒に写真を撮り合った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。