私は昨日の路地裏にやって来てこっそりと覗く
ジミン君はすでにこっちを向いていて目が合ってしまった
恥ずかしくて私は俯く
私は腕を捕まれ奥に引っ張られる
昨日の子猫と猫以外に3匹ほど猫がいる
微笑んでジミン君を見ると
“ うん ”
って頷いて笑うジミン君
あぁ、かわいい…
ジミン君の横顔に見とれていると
“ にゃ ”
と鳴いて私の足元に近づいてくる猫
かわいい…
猫ってなんでこんなかわいんだろう
そう思ってると私の手にほっぺを すりすり とくっつけてくる
“ ジミン君詳しいね ”
そう言うと
“ 俺猫好きだから ”
って言って嬉しそうに笑い猫を持ち上げる
あ、そう言えばソヒョンに写真撮ってって言われたんだっけ
今なら撮れそう
そう思ってポケットに手を突っ込んだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!