第2話

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2019/08/08 11:02
いつものようにカトクを開いてみる
【あなたは退会しました。】
といういつもどうりの文字が冷たく書いてあるだけで、半年前の会話が上のほうに書いてある、
ジン
ジン
馬鹿だね、俺
そうつぶやいた、君に届かず行き場のないこの思いは、消えるだけなんだ
もうあなたは、ほかに大切な人ができたのかもしれない
僕のことなんて忘れたのかもしれない
カタン
あなたと僕がデートした時の写真が倒れた
ジン
ジン
ん?
後ろに何か貼ってある?
メモ用紙?
あなたの字で、私の最愛の人へと書いてあった
メモ用紙を持つ手が無意識に震える
無意識に涙が出る
最愛の人…
好きだよ、そう笑いかけるあなたの姿が浮かぶ
楽しそうにこっちを見て笑う君を思い出す
メモ用紙をおいて
ベッドに入り込む、いつの間にか夜になっていたんだ
寂しい一日におわりを告げた

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