あの時(53話〜57話)、私はえいちゃんを選ばず、そらを選んでたらどうなってたのかな…
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【帰宅後】
えいちゃん居ないな…ちゃんと話そうと思ったのに…
【電話】
…えいちゃんからだ
【数分後】
私…何言ってんだろ…ちゃんと話をしないといけないって言うのはわかってるのに…
【エイジside】
俺はちゃんとあなたに伝えたかった
『あれは詩羽が無理やりしてきた』と
あなたからしたら言い訳に聞こえるかもしれないけど、本当のことを伝えたい
あなたの伝えたかったこともちゃんと聞きたい
でも、もう無理なのかもしれないな…
あなたが聞きたくないらしいし…
このまま俺らの関係は終わってしまうのか…?
【次の日】
【あなたside】
あれから部屋にひきこもり、気付けば朝になっていた
部屋を出るとえいちゃんは居なかった
『撮影に行ってくる』という置き手紙と朝食がテーブルに置いてあった
私達…このまま離婚するのかな…
今日こそはちゃんと、話をしないと…
【電話】
詩羽だ。今、1番会いたくない。大事な話というのを聞いただけで嫌な予感がした
【ツーツーツー】
【5分後】
【ピンポーン】
詩羽が来ちゃった。、話を聞きたくないけど…いつかは話されるし…
【ガチャ】
1番聞きたくなかった言葉…
嘘…一昨日の夜に結婚したばっかりなのにもう不倫…?
私もそらに告白されて断ってはないから悪いのはお互い様だけどえいちゃんから告白って…
えいちゃんはそんな人じゃないのはわかってる。でも、詩羽の言ってることが嘘だとしてもえいちゃんはモテるし私なんかよりほかの人のことを好きになるかもしれない…
【バタン】
【3時間後】
【ガチャ】
そんな悲しい顔しないでよ…
言わないと。自分の言葉で…
えいちゃん…今までありがとう…
そら…これからよろしく…
詩羽…あなたは私とえいちゃんの関係を崩した。えいちゃんになにかしたら許さないから…
【あれから2年後】
私とそらは結婚した。えいちゃんは一般の女性と付き合い、結婚したらしい。詩羽は私とえいちゃんが付き合った報告動画に殺人予告をした犯人らしく、逮捕された。
私とえいちゃんは別々に幸せになった
私達は今回のことで1つ学んだ。1つの言葉、行動により進む道は変わっていくということを。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。