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第1話

プロローグ
笹原 夢叶。高2。 

現実では普通の女子高生。

夢では「夢の姫」と言われる姫だ。

法律も政治も全ては王と女王、そして私にある。

こんな夢を見始めたのは高1の時からだった。

ーあの石を拾った時からだ。
そして姫になったのは初めてこの世界に来た時・・・

まっすぐの道を歩いていた。

すると分かれ道が見えてきた。

右と左を指す矢印がある。

私は右に進んだ→


その日から・・・私は夢の世界の姫になっていた。
変わった話だ。

でも私にも分かることはある。

あの矢印が結果を決めたのだと言うことだ。

この世界は選択肢が全てだ。

と言うより矢印が全てだ。

矢印がなければ選択は出来ない。
女王
夢叶。
笹原 夢叶
はい。女王様・・・なんでしょうか?
女王
夢叶。あなたの仕事が決まりました。
笹原 夢叶
???
仕事?何だろう・・・。
女王
城下に行き国民に選択肢を出してください。
笹原 夢叶
???なんのためにですか?
女王
この国は選択肢が全て。理由なんてありません。
知ってたはずなのに何故か冷たい国だと感じてしまう。

でも女王の命令だ。

ー逆らうことは許されない。
笹原 夢叶
・・・・・・
すると、私が迷っていることを見透かしたのか女王は言った。
女王
貴方も知っているでしょう?夢叶・・・選択肢が全てだということ。
笹原 夢叶
はい。知っています。
女王
では、国民に選択肢を出しなさい。
女王は私に微笑んだ。だが女王はどこか怒っているようだった。
笹原 夢叶
はい・・・


ー国民全員への命令。
羽野 ふわり
・・・命令?
笹原 夢叶
あ、はい。そうです・・・
羽野 ふわり
私も・・・?
笹原 夢叶
えっ?
羽野 ふわり
この命令聞かなきゃダメ・・・?
笹原 夢叶
国民なら全員守って頂かないと・・・
羽野 ふわり
私 ふわり。貴方は・・・?
なんて無礼な人だろう。姫に向かって・・・

この人は私が姫なのを知らないのか・・・?
笹原 夢叶
夢叶です・・・
羽野 ふわり
そっか・・・。新しいプリンセス様って貴方だったのね・・・
新しいプリンセス・・・?

あ、そっかやっぱり矢印が全てなんだから前の姫もいるのが当然だよね。

私はこの夢を見てすぐに姫になったから前の姫のことは知らない。

・・・気になる。
笹原 夢叶
あのっ・・・
私はくるりと向きを変えてあっちに歩いていこうとした ふわりを止めた。
羽野 ふわり
なんですか?プリンセス・・・
笹原 夢叶
前のプリンセスってどんな方だったんですか?
ふわりは目を見開いた。
羽野 ふわり
知らないのですか・・・?
笹原 夢叶
まぁ・・・。私がプリンセスになったのって来てすぐだったんで・・・
羽野 ふわり
・・・前のプリンセスは素敵な人でした。国民から信頼のある綺麗なお方でした。
話を聞く限りとても優しく美人だったことが分かる。

ー私も負けずにしっかり姫を務めなきゃ・・・!
笹原 夢叶
あ、ありがとうございます。
羽野 ふわり
プリンセスの役に立てて光栄です・・・。
そう言ってふわりは行ってしまった。

今日初めて仕事をもらって城下に来て不安だった。

ふわり・・・最初に会った国民がいいひとで良かった。

この夢の世界も悪いところではなさそうだ。







ー夢の国の変わった物語。






全てを決めるのはその矢印。

現実とは違う変わった物語が始まった。