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第2話

私の正体
笹原 夢叶
ふわぁぁ・・・
昨日夢の中の仕事で散々街を歩いた。

夢の中の出来事であったが、現実世界にも影響があるった。

・・・すごく眠い。

一瞬クラっとしたかと思うと、バランスを崩して転びかけた。
和泉 真守
おっと・・・
誰かが私を受け止めた。
笹原 夢叶
あ、ありがとうございます・・・!
和泉 真守
大丈夫?えっと・・・笹原さんだっけ?
笹原 夢叶
えっ?あ、和泉くんっ!
びっくりしたー・・・。

まさか和泉くんがこんな所にいるなんて・・・
和泉 真守
なんで俺がここにいるのかって顔してるね
バ、バレてる・・・
笹原 夢叶
だ、だって・・・人気者じゃん?
ほんと、分からない。

和泉くんは人気者だ。

だから、いつもクラスメイトの誰かに囲まれている。

イケメンだとか、人付き合いがいいだとか。

そんな理由から和泉くんの周りはいつもすごいたくさんの人がいる。

そんな和泉くんがなぜ私の目の前にいるのか・・・

和泉 真守
・・・笹原さんもなんでしょ?
突然 和泉くんが言った。
笹原 夢叶
何の話?
まったく分からない。
和泉 真守
夢の話。
一瞬ドキッとした。

だけどよく考えればわかる。

共通点があるとすれば夢の話だけ・・・

でも、同じ夢を見ているわけがない。
笹原 夢叶
夢?何それー?
分からないフリをした。
和泉 真守
えっ?違う・・・?笹原さん 姫じゃない?
・・・完全にバレてるーっ!


その時、
女の子
和泉どこーー?
大勢の女の子がこっちに向かって走ってくる。
笹原 夢叶
えっ?えっ?えっ?
和泉 真守
うわっ・・・もう来たのかよ。
和泉くんはそう言うと・・・
和泉 真守
笹原さん悪い!ちょっと付き合って!
笹原 夢叶
え・・・・・・
和泉くんはそう言うと私が話しかけたのも無視して私の後ろにあったドアを開けた。


そして和泉くんはその部屋に入っていった。

・・・何がしたいんだろう?


そんなことを思いながらぼんやり立っていると、和泉くんが私の手を引いて部屋に入れた。

笹原 夢叶
わぁっ!
和泉 真守
ごめん、巻き込んで・・・。
そう言って和泉くんはゆっくりドアを閉めた。

私はドアが閉まってから聞いた。
笹原 夢叶
なんであの子達から逃げるの?
和泉 真守
なんでって・・・
和泉くんは困った顔をした。

笹原 夢叶
あの子達和泉くん探してたのに?
和泉 真守
だから・・・だろ?
ん?どういうこと?
和泉 真守
毎日ああやって追われてんの・・・
笹原 夢叶
お、お疲れ様・・・
すごい・・・

和泉くんの熱狂的なファン。

あれ?じゃあここにいるのバレたら大変じゃない?
和泉 真守
・・・・・・
和泉くんはすごく気まずそうだった。

やっぱり和泉くんも同じことを思っているんだろうな・・・
笹原 夢叶
い、和泉くん!ここから出よう!
そう言うと和泉くんはあからさまに「はっ?」という顔をした。
和泉 真守
何言ってんの?
笹原 夢叶
もちろん普通になんて出ないよ。
私は横目にこの部屋にある窓を見た。
和泉 真守
えっ?・・・そんなハズないよね
笹原 夢叶
大丈夫・・・ここは2階だから。
自分でも何を考えているのかと思った。

2階だから大丈夫?そんなわけない。

私は何を言っているのか・・・
和泉 真守
えっと・・・俺は大丈夫だけど
笹原 夢叶
ほんと?じゃあ窓から逃げよう
和泉 真守
笹原さんはどうすんの?
笹原 夢叶
わ、私は・・・
窓からなんて降りれない。

でも そんなこと言えないよね・・・

答えに迷っていると和泉くんは私に近づいてきた。
和泉 真守
無理なんでしょ?
上から見下ろして和泉くんは笑った。

あぁ・・・私 分かった気がする。

和泉くんを追いかける人達の気持ちが・・・
笹原 夢叶
和泉くんだけ行ってよ
和泉 真守
後で問い詰められるよ?
笹原 夢叶
別の方向から出ればいいでしょ?
和泉 真守
笹原さんだけドアから出るってこと?
笹原 夢叶
えっ?うん・・・
和泉 真守
なにそれ?1人だけ楽してズルくない?
笹原 夢叶
えっ・・・そんなつもりは・・・
和泉 真守
だからさ・・・
そう言うと和泉くんは私をお姫様抱っこした。
笹原 夢叶
はっ?は、離してよ!
和泉 真守
窓から降りられないなら仕方ない。
笹原 夢叶
こんなんじゃ逆に目立つよ!
和泉 真守
大丈夫ここの窓降りたとこ裏庭だから
笹原 夢叶
そんなの知らないよ!絶対人がいないってわけじゃないじゃん
和泉 真守
・・・笹原さんって意外と話すんだね。
笹原 夢叶
えっ?なに?
和泉 真守
いや、話したこと無かったから
笹原 夢叶
そうだね・・・
だって和泉くんの周りはいつも固いガードがあったもんね
和泉 真守
じゃ、降りるから。
笹原 夢叶
待って!ちょっと・・・!!
和泉くんは私の言うことを聞かず窓から降りた。
笹原 夢叶
あ、生きてる。
和泉 真守
死ぬわけないだろ。
和泉くんの声が下から声がする。

えっ???

私は和泉くんの上に乗っていた。
笹原 夢叶
わぁぁぁあ!ごめんっーーー
私は急いでどけた。
和泉 真守
あぁ。笹原さん怪我ない?
笹原 夢叶
うん・・・ないよ。
和泉くんは頭を抑えている。

怪我をしたんだろうか?

だとしたら私のせいだ。
笹原 夢叶
ごめん・・・・・・
床に雫が落ちた。

・・・視界がぼやけてきた。

あれ?私泣いてるの?

カッコ悪。
和泉 真守
笹原さん・・・?
笹原 夢叶
ごめん。私のせいでほんとに・・・
和泉 真守
自分をそんなに責めないで・・・
笹原 夢叶
でも、怪我してっ・・・
和泉 真守
あーこれ?大丈夫だから
和泉くんはいままで頭を抑えていた手を頭から離した。

私を気遣ってのことだ。きっと・・・。

なのに私は何も出来ないの・・・?

そんな・・・
女の子
あーいたー!和泉ー
女の子2
探したんだよー!
和泉 真守
うわっ・・・。
そういった声は私にしか聞こえてないようだった。
笹原 夢叶
・・・ねぇ 和泉くん。
和泉 真守
え?なに?
私は耳元で言った。

誰にも聞こえない声で・・・

















笹原 夢叶
私が「姫」。
和泉くんは驚いて声も出ないようだった。

これがせめての お礼。

ね?知りたかったんでしょ?
和泉 真守
笹原さっ・・・・・・夢叶!
女の子
笹原さんがどうかしたのー?
女の子2
和泉くん いこいこー♡
和泉くんはそう言ったが女の子達によってあっちの方へ連れていかれた。

















ーじゃあ また今日の夢で会おうね。