第3話

暴走族①
1,251
2020/10/04 09:50
夜21:00

プルルルル📱
あなた

もしもし?

聖蘭
聖蘭
あなた?
今から家迎えに行くから一緒に行こ!
あなた

分かった!
待ってるね

私は用意をして玄関へ向かった。
母親
母親
あなた、どこ行くの?
あなた

友達と遊んでくる

母親
母親
こんな時間に?
あなた

別にいいでしょ

外に出て聖蘭せいらが来るのを待った。
聖蘭
聖蘭
あなた!
あなた

聖蘭せいら

聖蘭
聖蘭
行こっか!
あなた

うん!

見慣れた街なはずなのに、夜だからなのかいつもより輝いていて綺麗に見えた。

着いたのは人通りの少ない海岸でそこにはバイクが何十台も止まっていた。

聖蘭せいらがその軍団に近づいて行くとこちらに気付いた男の人5人が歩いてきた。
絃歩
絃歩
聖蘭せいら
聖蘭
聖蘭
先輩!
駿之介
駿之介
その子?
聖蘭せいらが会わせたいって言ってた子
聖蘭
聖蘭
はい!
駿之介
駿之介
俺、木元駿之介
よろしくね
絃歩
絃歩
松本絃歩
よろしく
匡
内田匡
よろしくね!
将人
将人
脇将人
よろしく
竜之介
竜之介
松尾竜之介
よろしくね~
あなた

あなたです

それから聖蘭せいらが楽しそうに先輩達と話してる間、私は1人で海を眺めていた。

すると一緒に話していたはずの脇って言う人に話しかけられた。
将人
将人
あなたちゃん
あなた

あ…

将人
将人
聖蘭せいらと同級生って事はまだ高校生でしょ?
親に何も言われなかった??
あなた

うち親と仲良くないから

将人
将人
あっ。 そうなんだ。 ごめん
あなた

それからなんだかんだ私達は明け方までそこで話し込んだ。
私はあまり口聞いてないけど
聖蘭
聖蘭
あなた、先輩が送ってくれるって!
あなた

そうなんだ!

絃歩
絃歩
聖蘭せいら送ってやるから後ろ乗れ
聖蘭
聖蘭
ありがとうございます!
聖蘭せいらは松本って言う人のバイクの後ろに乗り帰っていった。
将人
将人
あなたちゃんは俺が送ってあげるよ
あなた

自分で帰れるんで

将人
将人
朝早いから電車動いてないよ?
ほら、乗りな
そう言いヘルメットを渡されたので私は仕方なく後ろに乗った。
駿之介
駿之介
あなたちゃん、またね
匡
また遊ぼうぜ!
竜之介
竜之介
おつかれー
道案内をしながら家まで送ってもらった。
家に着いたのは朝の4時
あなた

ありがとうございました

将人
将人
うん。またね
エンジンを吹かしながら帰っていく後ろ姿が見えなくなったところで私も部屋に入った。
母親
母親
おかえり
あなた

起きてたんだ

母親
母親
こんな時間まで何してたの?
あなた

関係ないでしょ

母親
母親
さっきバイクの音も聞こえたけど…
あなた

うっせーな!
関係ないって言ってるだろ!

私は階段を駆け上がり自分の部屋に入った。

聖蘭せいらに連絡すると学校休むらしいので私も休もうと思いベットで寝ることにした。

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