なんじゃありゃ。みんな顔を見合わせて火花が飛び散ってますけど...。あぁ、ケンカでもしたかな
だとしたら宏太が止めるはず...。
ま、まぁ、行ってみるか
ん?
事故です。これは事故です。
先程の映像を解説したいと思います。
えー、侑李がね、抱きついてきたのよ、まぁそこまではいいとして...
そこからよ!急に首の所にちょっとした痛みが走ったのよ
で、なに、キスマーク?ふふっ、じゃないよ!どうすんのよ!
私は自分の部屋に駆け込んだ。
なんでかわからないけど生理的に涙が出てきた。
まだ出会って数日の人からキスマをつけられるなんて思ってもいなかった。
すると、ノック音がして、どうぞって言うと、そこに現れたのは侑李。
今の私にとっては侑李が怖くて反射的に侑李に向かってそう言ってしまった。
すると、侑李がドアの目の前に立って急に腰を前に曲げた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!