第6話
映画の日【梵天メンバー】
【佐野万次郎】(感動系)
万次郎が寝ている中、感動系の映画を鑑賞。
万次郎を起こさぬ様に声を殺して泣くけど
お腹周りをギュッと抱き締められる
マイキーの白くて細長い髪に指を通して撫でる
万次郎は私の顔を覗き込んで来たと思ったら
涙をペロッと舐め取って
そう言って珍しく笑う万次郎にトキメキを隠せない
多分そのままヤる。(
【三途春千夜】(恋愛系)
そう言いながら、私はラブストーリー映画に夢中
王道ではあるが、やっぱり女の子の憧れ
そんな私の声に、遠くから春のでっかいため息が
聞こえてきた。
はいはい、どうせ夢見すぎとか言うんでしょ?
わかってまーす。
壁ドンでは無いけど、春に床ドンをされている
そう言ってキスを落としてくるから
頭の中はハテナだらけだし、キス終わった後すぐ
私の上から退いて春の顔見れば少し赤いから余計に
混乱する。
え?照れてんの?んでもって嫉妬?
嫉妬したんですか??
【灰谷兄弟】(ホラー映画)
観ないって言ってるのに勝手にホラー映画鑑賞始まる
そして、2人の間に座らされるから逃げられない
なんとか阻止する。
蘭は途中トイレで抜けて、私と竜胆だけ
その瞬間
トイレから帰ってきた蘭に驚かされ
もう、絶対一緒に見ない。
いや、ホラー映画を絶対見ないと誓った。
【九井一】(映画館派)
反社だし、滅多にデートをしないし
デートするもしで、管轄内のお店しか行かない。
そんな彼が珍しく映画に誘ってきた!
急いで準備して、ココちゃんと街へ。
なんて話してたら映画館に着き、何が上映されている
のか確認せずに、受付機に向かうココちゃん
覗き込めば、私が見たいと言っていた映画を予約して
くれていた
もうこれだけでキュンとする。
けど
いや、少ないと言うより……いない。
そりゃ、珍しく映画誘われた訳だ。
チュッと音を立てて、瞳にキスを落とされる
意地悪な顔しながら舌をベッと出してくるズルい男。
えっち。()
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