あなたの下の名前ちゃんside
【ソフトボール投げ】
手の中のソフトボールを、軽く転がす。
ざらついた表面の感触と、わずかな重み
地頭の良さ発揮しちゃうか☆
後ろから飛んでくる声に、思考が一瞬途切れた
振り返れば、いかにも不機嫌そうな顔。
今ので伝わったらしい
正直自分も公式に当てはめてるだけでよくわかってない
軽く息を整えて、
ボールをぎゅっと握る。
前になんかのアニメで見た気がする
たぶん大事。
すっ、と腕を引いて——
※何かしらのエフェクトがキラキラしてます
(あなたの下の名前ちゃん視点)
後ろから即ツッコミ。
気にしない。
むしろここからよ!
なんか、
それっぽくない!?え、もともと才能の塊なのに
魔法少女系漫画でも描いてみようかしら
腕を振り抜くと同時に、
熱を一気に流し込む。
体の中を巡る温度が、ぶわっと加速する感覚。
投げた。
ボールは、まるで加速したみたいに一直線に伸びる。
周りがざわつく。
着地、表示、記録更新
満足して振り向いたら凄い顔の爆豪がいた(さっき名前覚えた)
ちらっと横を見ると、
無言のままの焦凍
てか余計な力出しすぎて肩こったな
そんな時
——ブブッ、ブブッ 電話だよん♡
ポケットの中でスマホが鳴った
取り出して画面を見る
一気に身体の体温が下がった感覚がした
できるだけ笑顔でいられるように頑張った
少し息を吐いて、通話ボタンを押す。
またそれ、適当に相槌をうつ
一瞬だけ、言葉が詰まる
って流すつもりだったのに
少しだけ引っかかった
即答。
昔からこのヒステリックな母にはほんとうんざりしてる
指先に力が入った
体温、あがる
プツッ
画面が暗くなる。
小さく呟いた声は、
少しだけ重かった。
今週がちで友募出すから良ければ来てください😣💗












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。