第2話

会えますように。
99
2018/01/28 11:45
あの夢のあの人のことを一日中考えていた。
ほんとに、なんなんだ…

でも、
また会いたい。
そう思ってしまう。

また、会えますように。

そう祈りながら眠りについた。


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藤原流輝
ゆめちゃん?
また会えたね。
川岸ゆめ
あっ…
こんにちは。
やばい。
会えた。
また会えたっ!
川岸ゆめ
そういえば、名前…
教えて欲しいです。
藤原流輝
そっか、昨日は俺が名前言う前に……
そう、目が覚めた。
藤原流輝
えっと、俺は藤原流輝。
今、高2。
川岸ゆめ
あ、先輩…
じゃあ、流輝先輩ですね。
藤原流輝
高1?
川岸ゆめ
はい。
そうです。
藤原流輝
そんな固くならなくていいよ!笑
タメでいいよ?
川岸ゆめ
えぇ……!
先輩にタメ口なんて…
藤原流輝
いいって!
気ー使わないの!
川岸ゆめ
じゃあ…
本当はすごく嬉しかった。
藤原流輝
…ゆめちゃん、ちょっと聞いてもいい?
川岸ゆめ
なんです…あ、
な、なに??
藤原流輝
これって、ゆめちゃんの夢?
川岸ゆめ
え…
そうだよ?
藤原流輝
やっぱり。
これ、俺の夢でもあると思う。
川岸ゆめ
え、そんなこと、あるの…?
藤原流輝
分からない。
でももしかしたら、どこかで、会えるかもね。
そしたら、声かける!
川岸ゆめ
え!
じゃあ、私もかける!
どうなってるんだ。
こんなことあるの??

でも、流輝くんがほんとに私のいる世界にいるってことだ!

すごい…としか言いようがない…。
なんという奇跡が起きたんだろう。
藤原流輝
あ、多分なんだけど…
俺たち、5分くらい会ったら、夢が覚めちゃうんだと思う。
藤原流輝
実は俺、ゆめちゃんに話しかける前から、ゆめちゃんに会う夢、5回くらい見たんだ。
でも、全部5分くらいで目が覚めた。
川岸ゆめ
そうだったの?
私のこと前から知ってたんだ。
川岸ゆめ
じゃあ、もうすぐ…
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そう言ってすぐ、目が覚めた。
まだ、午前3:00。

そのまままた寝たけど、もうその日は流輝くんの夢は見れなかった。

だけど、夢で会った流輝くんが現実にいるんだ。
流輝くんも私のこと、きっと覚えてくれているはず。

また、会いたいな。

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