あなたside
ついに夜が来た。私はとてもロマンティックな気分になってます!
紫耀はテラスの椅子に座ってスマホを見てる。
私も行こう
ガラガラ(テラスに出る)
岸くん、れんれん、かいちゃん、ジンの4人が焼き肉してる写真を見せてくれた。
照れながら笑う紫耀が少し可愛くてキュンとなる
少し沈黙が続く
パシャ
わぁ!良い写真だ。えっ紫耀かっこよすぎん?
少し開いた襟元に光るネックレス。そしてこの国宝の顔面。
無意識に紫耀の部分をzoomしてた
あっいけない
紫耀side
俺はずっとあなたのスマホを一緒に見てた。
面白い動画とか見て笑ってる。
あなたは俺に背を向けてLINEでやり取りを始めた。
30分後
そろそろスマホ置かないのかなー。俺、あなたといちゃつきたいのに。
はぁ、さっきからそればっか
もう俺からいくか
俺は椅子の後ろに回ってあなたを抱きしめた。
そう照れつつあなたは許してくれた
落ち着いて話す姿に見とれてしまう
あっ俺の番だ
えっ、すごいし、好きなところだけどなぁー
あなたside
さっきからドキドキしまくりのあなたです。
自分の好きなところをイケメンに言われるのって結構ヤバい。
なのに、紫耀はもっと攻めてきます
なっなんてこと!そんなの色々あるよ←あるんかい
バレた…
そう言って紫耀は、私のあごをクイッと持ち上げてゆっくりとキスしてきた。
熱が上がってきた。無理、ギブ!
私は赤い顔を見られたくなくてそっぽを向く
もー、狂わせないでよ。
でも、今夜は紫耀に甘えてみようかな
Noside 部屋の中にて
紫耀side
なんかあなたが「甘えていい?」なんてさ、めったに言わないから俺緊張するんだけど。
甘やかすってどうしたらいいんだ?
そう言ってあなたはワインを持ってきた
あっそうか。あなたも22歳だもんなぁ
一応飲めるか。
そう言うとあなたはワインを一口飲んだ
わあ-こうやって大人になるんだなぁ~←バカ
あなたはグラス2杯分ワインを飲むと、俺の所に来た。
えっ、もう酔ってる?ヤバい、ヤバい、レアあなただ!
これがあなたの本音なのかな。だとしたらあなたは俺が思う以上に俺を愛してくれてるんだな。
あなたは俺に抱きついてきた。
あなたは俺から離れると、よろよろとテラスに出て行き、柵越しに夜景を見つめた。
風に吹かれているあなたはいつもより弱々しく見えた。
俺もテラスに出てあなたの横に行った。
頬を染めながらだんだん小声になっていくあなたが可愛くて仕方がない。
しばらく無言でいると
あなたが急に後ろに傾いた
すばやく片手で受け止めたけど、あなたの体は全然力が入ってなくて、俺と共にしゃがみ込む。
あなたの目はトロンとしてて、ほぼ夢の中みたいだ。
あなたは立とうとするけど、目は開いてなくて、すぐ力がなくなる
だから俺は少しかがんで、あなたをお姫様抱っこした。
そのままベッドに運んだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!