あなたside
はぁ…
無事、紫耀のお母様とお婆様に挨拶する事が出来ました。
すごくホッとする。
あっ、ちなみにただいまAM10:00。
紫耀は昼から仕事だから、午前中に挨拶を済ませました。
何、急に。
確かにいつもとは違う清楚な服だけど、メイク変えたわけじゃない。
ちょっ、2回も言わないで!
さすがに熱くなってきた。
///こんなん何て言い返せばいい?
国宝のイケメンに「綺麗、綺麗」とか言われても、頭真っ白にしかならないよね?
バカップルにはなりたくない。
甘えん坊の彼女とか、褒められて喜ぶ彼女とかはあんまり好きじゃないんだよね。←誰目線で言ってるの?
私はいつでも、冷静で優しい彼女でいたい。
守られるより、守る方がいい。
ってなんか私の理想の彼女像語ってたわ。
紫耀はそう言うと、私の頭に手を乗っけてきた
えっ、それが良かったの?
照れを隠してる所のどこが可愛いの?
絶対私で遊んでるよね!
そんなん照れるに決まってるじゃんか!
照れ隠しにも限界があるんだよ!
紫耀がニヤニヤしてこっちを見てくる。
また褒めてくる。
私ここから逃亡しようかな
こんなやり取りもう終わりたいのに、からかってくるドS平野。
あっ、なんか私達バカップルになってない!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。