第20話

桃色君の過去②
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2020/09/03 08:33
まず子供の時の話だね


俺は小さい頃親に虐待されてたんだ



俺は仕事で射撃とかに使ってるけど、本当の能力は

・視力が一般人の5倍
・手先が一般人より器用
・空間把握が得意

こんな感じなんだよね


上限解放した時が分かりやすいんだけど、目を使うと普段の目の色は青なのに赤くなっちゃうんだ

今は大人になったからある程度は制御できるけど

兄妹揃って青い綺麗な目をしているって近所でも言われてたから、たまに色が変わる俺は化け物みたいに扱われてた






バシン!
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
いだっ…………ごめんなさ………ごめんなさい
バキッ
さとみ母
さとみ母
うるさい!!!
喋るな!!
さとみ母
さとみ母
お前は悪魔の子供なんだよ!
さとみ母
さとみ母
お前は家族じゃない!
1人だけ私達と違って気持ち悪い!!
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
ごめんなさい……………ちゃんとするから……………
ガキン!
さとみ母
さとみ母
お前なんて早く死ねばいいのに!
ちゃんとあいつ母さんの動きを見てうまく避けないと死んでしまうと言うことは小さい俺にも分かった
桃(幼少期)
桃(幼少期)
お兄ちゃん!!!
さとみ母
さとみ母
桃は自分の部屋に居なさい
桃(幼少期)
桃(幼少期)
でも、お兄ちゃんが………
さとみ母
さとみ母
早く、いい子でしょ?
桃(幼少期)
桃(幼少期)
うん…………
バシッドカッ
さとみ母
さとみ母
桃にまで迷惑かけて!
さとみ母
さとみ母
死ね!
さとみ(幼少期)『上限解放』
さとみ(幼少期)『上限解放』
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
その時の俺は満足にご飯も食べられなかった


もっと強かったら、こいつだって倒せるのに








”もっと強くなりたい”















その後の記憶が俺には無かった


目が覚めた時、真っ先に目に入ってきたのは、






さとみ母
さとみ母
う”…………
体の至る所から血を流して倒れていた母さんだった
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
か、母さん!!母さん!!!
どんどん弱くなっていく脈と、辺り一面にある赤黒い血





そう、俺はその時に上限解放が出来るようになったんだ
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
俺が………………殺した???
桃(幼少期)
桃(幼少期)
お兄ちゃん、お母さん、大丈夫??
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
桃!!!
俺は返り血で真っ赤になった体で桃を抱きしめた
桃(幼少期)
桃(幼少期)
お兄ちゃん……………
桃(幼少期)
桃(幼少期)
お母さんの匂いがしない…………
俺は、その時桃も能力者だって知ったんだ


まぁ桃は俺と違って表には出ないから、母さんも知らなかったんだろう
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
桃……………
さとみ(幼少期)
さとみ(幼少期)
これから何があっても桃のこと助けるから、
桃(幼少期)
桃(幼少期)
………うん!ありがとう!
俺はそれから間もなくこの仕事を始めた


無意識に、自分の罪を忘れてしまいたいって思っていたのかもしれない




桃は、何も知らない親戚に預けて面倒を見てもらってる




桃の生活が不自由にならないように、仕事で貰った金も殆ど仕送りしている



今となってはもう仕事だけどさ、
さとみ
さとみ
怖いんだよ
さとみ
さとみ
あの時の血の生暖かさとか、だんだん冷たくなってく母さんとか、生臭い血の匂いとか
さとみ
さとみ
たまに思い出すんだよ
体の震えを抑えるように、さとみくんは自分の体上から押さえつけていた