僕はstrawberryマフィアとしての初めての仕事のために、武器を見漁っていた
そう呟きながら武器を準備する
いつも仕事をする時はラフなジャージのような格好で出掛ける
コンコン
答えながら部屋の外に出る
そう兄ちゃんと話した後家を出た
タッタッタッタ
本当は1人が良かったな………
カランカラン
そう、僕は”ブラックコーヒー”で通じてしまうほど通っているのだ
暫くすると机にブラックコーヒーが届く
出来たばかりのコーヒーに口をつける
目の前のジェルくんも同じようにコーヒーを飲む
僕は近くにあった角砂糖とミルクの入れ物をジェルくんの前に差し出す
ジェルさんはこれでもかというくらいに砂糖とミルクを入れ、最後に口にも角砂糖を頬張った
マナー的にそれはどうなんだ?
どちらもコーヒーを飲み終わり、会計をして店を出た
話していると、家に着いた
そうして僕達は、闇夜に紛れるようにして家を後にした
僕達は気付かなかった
この仕事が、
この後起こる事件と
関わりがあったなんて________。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!