僕達は屋根を伝って仕事をするビルの屋上に降り立った
辺りが白い光の様なものに包まれて、光が無くなったと思ったら打ち合わせ通りの棚の裏に居た
耳につけた無線機から声が聞こえる
確かに予定より2人多い
白髪のやつと、髪が藍色っぽい奴かな
ドクン!
何だ
僕の直感がアイツらがヤバいって言ってる
まぁいいや
僕はまだ殺してもバレなそうな奴に照準を定めた
ピシュン
ヘッドショットが決まる
案の定誰も気づいてない
他のメンバーと一緒に着実に始末していき、最後にあの二人と、また別に2人が残った
無線機越しにredの声が聞こえる
purpleがこっそりredを押さえてるやつを撃とうとする
またさっきのような光に包まれ、光が無くなったと思ったら敵とredの真後ろにいた
ザシュッ
僕は後ろから飛び出し、敵の喉にナイフを突き刺した
redが前衛、僕が後衛で敵に詰め寄る
redの周りが結界のようなものに包まれ、redの動きが止まる
ガキン!
redに振り下ろされた刀を間一髪で受け止める
ピシュン
どこからか飛んできた弾丸が敵の顬を突き抜ける
フワッ
2人はその場から煙のようになって消えた
ドクン!
間違い無い
組織の人間だ
だとしたらstrawberryマフィアに危害が及ぶかもしれない
頭の中で今までの記憶が蘇る
このビルに来たように、屋根を伝って自分達の家に帰った
全員がそれぞれの部屋に帰っていく
何でシャワー浴びるのに部屋戻るんだ?
この家どんだけ金かかってんだ
自分の部屋に帰ると、確かにドアがあった
中はかなりしっかりしていて、普通の家よりはおそらく大きい
この家どんだけ金かかってんだ(2回目)
手早くシャワーを済ませ、新しいジャージを着てリビングに向かった
リビングには殆ど全員が集まっていて、また少しすると全員が揃った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。