第54話

💫#50
515
2024/10/28 13:20 更新
あなた
…お母さん、お父さん…聞こえてる?

…私が12の頃に居なくなってしまった2人


ここにお墓がある事は知っていたが
今まで一度も行った事が無かった


怖かった…理解したくなかった


両親がいなくなった、だなんて信じたくなかった
あなた
…あなただよ、あなた・あなたの名字(カタカナ)

残念な事に両親の影は見えなかった

でもお墓の前に何かがいるような

生暖かい空気を感じた
あなた
覚えてる、?
あなた
私ね、ホグワーツの教員になったんだ…
あなた
見て、あの子私の生徒なの、

「可愛いでしょ、!」

とハリーを見ながら微笑んだ
あなた
…今まで一度も来て無くてごめんなさい
あなた
信じたくなかったんだ…現実を

キュッと心臓が音を立てる

鼓膜から直にドクドク…と心音が聞こえた
あなた
…ッ、ごめんなさい、いつも迷惑ばっかり
あなた
…帰るね、待たせてる人がいるから
ゆっくりと礼をすると
頭に何かが乗った様な感触がした


頭の上で温かな物が私を撫でる
あなた
…ッ…ありがとう


目を閉じると目頭が熱くなった

心臓が痛い、一度でいいから話せたらな



…大好きだよ



帰りの汽車

隣でハリーは私の方に身を寄せ

頭をこっくりこっくりとしていた

そんなハリーを見て私の肩に頭を乗せた
リーマス・ルーピン
知らなかったよ、
リリーとジェームズと交流があったとは
あなた
…ハリーのお父さんとは1回きりです
あなた
ハリーが生まれた日に病院に行って
その時に会ったっきり…
あなた
あの朗報を聞きました、
あなた
…1度きりなのに
あの日涙が止まらなくて
あなた
…私の夢を応援してくれていたんです
リーマス・ルーピン
そうか…その時の夢は
クィディッチの選手か?
あなた
いえ、教師です…
先生姿は見せられなかったけれど…
リーマス・ルーピン
充分見せられたと思うよ、
あなた
嬉しそうでした、
リリー…とっても元気そうでしたよ


私の周りから大切な人が居なくなっていく

…両親に、リリー、ジェームズ


私が守れなかったら…ハリー、も…
あなた
私に護衛なんて出来ません…
あなた
この子を守れません…


さっき私がリリー、ジェームズに聞いた

死ぬのは怖い?という質問

無自覚だった…気づいたら心の中で聞いていた


…覚悟はそれぐらいある、自分を犠牲にする事ぐらい

ずっとずっと、覚悟してきた事


ただ…私が犠牲になったとはいえ

ハリーがその後無事かどうか、私には保証が出来ない
あなた
ッ…怖いです


言いたくない、ハリーが起きていたら…

全て聞かれている


口に出してはいけない、そんなの分かっている


でも、ただ…
あなた
死ぬのは怖いです…


思ってしまった。

ハリーが両親に話しかける姿を見て

事の重大さを知った

私がどうこう出来る問題じゃない




俯き、か細い声を出す私を

ルーピン先生は何も言わず、背中をさすり

頭を撫でた
あなた
ッ…はぁッ…





気づけば駅に着いていて

先生のローブが私に掛けられていた
リーマス・ルーピン
…気分はどうだい?
あなた
…良いと言えば嘘になります
あなた
ローブありがとうございました、
ハリー・ポッター
あなたの名字(カタカナ)先生…大丈夫、?
あなた
うん、大丈夫だよ…ありがとう
あなた
帰ろっか、ホグワーツに
長いようで短かった1日


私の前には今複数の生徒が立っている


その理由は?
あなた
知りません、ちょっと退いてくれる?
フレッド・ウィーズリー
あ〜…何だ、?
フレッド・ウィーズリー
その〜…
ジョージ・ウィーズリー
な、何で…泣いて?
あなた
…は?

その時私の頰に流れた涙
ハーマイオニー・グレンジャー
先生…?
私を見て心配する生徒の声
あなた
…先生っ、ちょっと疲れちゃったみたい…
あなた
また夕食で…
と言って部屋へと急いで向かった


途中で肩がドンっ!と当たり、血が引いていく
あなた
す、すみません…大丈夫です、か?
セブルス・スネイプ
前をちゃんと見…ろ
セブルス・スネイプ
…お前、何故泣いている?
あなた
先生には関係無いです…
あなた
それではっ…
セブルス・スネイプ
待たんか、
あなた
…何ですか、?急いでいるんです

するとスネイプ先生はため息を吐き

私の手に何かを渡して去っていった


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