春野「あの!広瀬先輩!!」
愛実「!?」
いきなり大声で名前を呼ばれたので
わたしはびっくりしながら春野くんの方を向いた。
愛実「急にどうしたん?」^^;
春野「俺…」
愛実「ん?」
春野「入学前、クラブ見学に来た時から先輩の事…」
愛実「…?」
春野「ずっと好きでした!!/////」
愛実「え!?」
春野「先輩が優斗の事好きなのは知ってます…」
愛実「えぇ!?」
春野「だから気持ちだけ伝えたかったんです」
愛実「う、うん…ありがとう……」
春野「それじゃぁ!!また明日!!」
愛実「ちょ、ちょっと待っt…」
春野くんはそのまま走って行ってしまった…
愛実「なんか上手く状況が把握できてない…」
春野くんが私のことずっと好きだったなんて…
しかも稲葉のこと好きなのバレてるし!!
愛実「なんでバレちゃったんやろ?」
そんな事を考えながら私は家に帰った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。