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第2話

No.2








2017年 4月
私は20歳になった。






世の中でいう、「成人」という区分にある私。
私と同い年のほかの人たちはきっと、
成人式、とかいう儀式とかあって、
久々の友人との再開に、一喜一憂している。























…らしい。















なんであたかも、行ってないかのような言い方をするかって?












そんなの答えはひとつ。
行ってないからだよ。




何となく、行く気分じゃなかった、というか、
そもそも行ける状況になかった、というか。
言い訳ならいくらでもできるけど、
とにかく、私は一生に一度の成人式に参加しなかった。






主な理由といえば、私は他の家庭とは、違うから。














家に帰れば、一言。





「お嬢様、お帰りなさいませ。」
と、まるで何かのパレードでも開かれそうな程、
たっくさんの使用人に出迎えられる。
そして、見渡す限りずっと続く廊下の、
1番奥の部屋に、権化はいる。
私を、生きづらくしてる、権化。








父「…おかえり、あなたちゃん」
母「あら、帰ったのね、お帰りなさい☺️」
『……ただいま!』






優しいの、本当に優しいんだけど、
優しすぎて腹立つ時があって。
私に身の危機が迫ることの無いように、
無駄にガタイのいいハンターみたいな人を
常に何人も私の後ろにつける。





いつも誰かが、私の後ろにいて、
当たり前に、友達はよってこないし、
何なら部屋にまで住み着かれ。、
もう私の自由なんて、ないに等しかった。






最初は、他と違うことに気づかなかった。
皆、こんな暮らしなのかな、なんて。
でも、小学校に通い始めて、やっと気がついた。












“ 自分は、人とは違う ” という事に。