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第3話

No.3










ここまで、20年間、1度も友達と過ごさず、
ずっと独りで過ごした私には、
“ 友達 ” という存在がコアすぎて、
もはや、もう友達なんて要らない、と思うようになった。
同時に、人に慣れていないから、話すのもままならない。














そんな様子の娘を見て、
流石に、世に出すわけにはいかないとでも思ったのか
自然と、私を世間から隠すようになった。
両親は、口には出さないがきっと、
私の育児に失敗したって思ってるんだろうな。
それに対して、その後に産まれた、
双子の妹と弟は、コミュ力に長けていて優秀。
 両親は心からあの子達を力作だと喜んでいる
そりゃそうだよね。跡継ぎ必要だもんね。
女で長子の私より
英語が喋れて、ある程度頭が良くて容姿もいい
長男と次女の方がいいよね。




そんなところで、だんだん姉弟内に格差が生まれた。
そして隠された私は、だんだんやさぐれていった。
やさぐれる、と言っても誰かを傷つけたりはしない。
反抗心で、ちょっとだけ髪を明るく染めてみたり、
ピアスを開けてみたり。
そんな小さな事ばかりしていた。









そして、20歳になった。
この歳になれば、そろそろ自立していかなきゃで、
いくら家が財閥でも、私の立場が隠し子であっても、
20歳にもなって親の金だけで生きるのは違う。
だから私は、母が経営する会社に事務として入社した







ここでもやっぱり、家柄が邪魔をして、
人は近寄ってこない。



あぁまた1人か、なんて考えながら一日を過ごす。





20歳を境に、お酒もデビューして、
毎日1人で飲み歩く生活。
だらしないし、みっともないのは分かってる。
でも、こんな時に、友達がいない辛さを痛感するのであって。
それを誤魔化すように、飲み明かす。
その繰り返しだった。






あの日までは。