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第1話

プロローグ。「転校」
6,298
2019/08/01 19:50
僕の名前は 諫原 雫於いさはら なお
高校二年生。
高校二年生…なのに、
身長は153cmしかないのと名前の「なお」のせいか
よく女の子みたいと言わればかにされる
僕男なのに…
そんな僕は親の転勤のせいで転校することになった。
まぁいいか、

前の学校好きじゃなかったし。
そして今車で学校まで移動中。
みんなの前で自己紹介させられるんだろうなぁ、
そんなことを思っていたら着いてしまった。
教室のドアってこんなに大きかったっけ…(気の所為)
そして先生がくる。
ボソッと「入って」と呟く。
僕はドキドキしながら入る。
「可愛い…」
「あれ男…?!」
「女子みてぇ…」
と、言われているのを知らない雫於である。
「諫原 雫於です、どうぞよろしくお願い致します。」
と言って僕はお辞儀する。
すると先生が

「じゃあ諫原くんはあそこの席ね。」
と言って指を指す。
僕はそこの席に行く。
隣の席は男子だった。


そりゃそうか、男子校だし。
『俺、須藤 淚すどう るい。よろしく。』
と言って須藤くんは微笑む。
優しそうな人だな、
「よ、よろしくお願いします!」
僕は小さくお辞儀する。
『タメ口でいいよ。その方が楽でしょ?』
須藤くんはそう言ってくれる。
「は、はi…じゃなくて、うん!」
僕は笑顔で返事する。
『…かわい。』(ボソッ
「ん…?何か言った……?」
須藤くんは何か言ったようだけど聞き取れなかった。
『ううん、なんでもないよ。』
そう言って笑う。
優しい人でよかった、
それにしても須藤くん…座っててもわかる、背が高い…
しかも超絶イケメン…
これはモテるだろうなぁ…
新しく始まった僕の高校生活、何とかやっていけそうです。

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