あぁー強がって出てくるんじゃなかった…
でも…出てけって言われたし…
信じてくれない…
どうして…
なんで…?…泣…
あいこ…覚えといてね…泣…
仕返ししてやる…泣
でも今は楽になりたいな…
死にたい…
けど…
かめちゃん…に…
気持ち伝えてない…
そう言って知らないおとこの人はナイフを私に向けてきた…
怖い…
あいこのときよりも…
そう言っておとこはサイバにナイフを向け
サイバの方に走り出した…
グサッ…
助けれた…
サイバ…
ごめんね…
怖かったかな…?
流石に怖かったよね…
私も怖かった。
でもサイバが殺されるのは嫌…
私が死んでも悲しむ人はいない。
明日学校行ったら殺人鬼扱いされるだけ
恋も実らない
だったら私が刺された方がマシだよ。
サイバ…それとみんな…幸せになるんだよ…
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サイバside
おとこは逃げた。
俺はすぐに病院に電話した。
なんで俺を守ったんだよ…
俺が行ったとき男はナイフをあなたに向けていた。
呼ばずに助ければよかったのかもしれない。
そう言いながらおとこは俺のところにナイフを向けて走ってきた。
こわ…
死ぬんだ…
あなた…疑ってごめん…
俺は目を閉じた
グサッ…
刺さったよな…??
刺さった音したし
でも痛くない…
刺されるって痛くないんだ…
そう思って目を開けた…
バタッ…
目の前であなたが倒れてる。
あなたが守ってくれたんだ…
ごめんあなた…!!
ごめん…泣…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。