side.湊禿
いむにい、かえってこないかもしれないのに。
かおも、わからなくなってるかもしれないのに。
きおくも、なくなってしまってるかもしれないのに、
なんで、なんで、なんで、なんで。
なんでいむにいばっかり、
なんでおれのまわりにいるひとばっかり。
たくさんくるしめられなきゃいけないんだろう。
なつにいがあたまなでてくれるけど、
やっぱりこわくて、
いむにいがこうなってしまったのは、
妖邪のせいじゃなくて、おれのせいもあるんじゃないかなって、
へんなことまでかんがえちゃって、あたまがいたい。
いますぐにでもここからにげだしてしまいたい。
どうにもすることが出来ないのがぎゃくにくるしい。
どうすればいいんだろう、なにができるんだろう。
あたまがぐるぐるして、
めがぐるぐるして、ふらっとする。
いろんなあつがかかってるのも、ひとつのげんいんなのかな、
うとうせいのひとも、みんなちからがつよいから。
いろんなちからがみにしみこんでくるようなきがする、
だから、よけいふらふらしてしまうんだろう。
でも、なんだかそれがくるしい。
いむにいのことをかんがえてるのはわかるんだけど、
だけど、だけど、くるしくてふらふらする。
どうすればいいんだろうっていうことばのせいかいもみつからないんだよ、
なつにいは、なにをかんがえてるんだろうね、
そういってくれる煒怖にい、
でも、いつものやさしさはなくて、ちょっとこわかった、












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。