第44話

87話
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2025/04/03 23:45 更新










side.悠佑


鬼妖 悠佑
ぉ、鋳琉麻か、どうした?
六妖 鋳琉麻
……いや、その、
屋根の上に乗ってここら辺一体を見守る。
羽等星の住んでいる街がよく見えるわ。

そんな屋根の上に、
鋳琉麻が飛んで乗ってきた。

何処か儚い雰囲気をまとっている彼に
声を掛けてみると、彼はなんとなくの声で反応する。


そんな彼の事をじっと見て観察していると、
鋳琉麻は少しだけ声を漏らすように呟いた。
六妖 鋳琉麻
おれ、そんなに活躍してねぇな……って、
六妖 鋳琉麻
ちょっと、不安になった、
そういう鋳琉麻に俺は頭に手を乗せる。
そして、鋳琉麻の頭を左右するように撫でた。


そうすれば鋳琉麻は驚いたように俺の顔を見る。
鬼妖 悠佑
心配すんな、平和なことは、御前にとっても俺達にとってもええことや。
そんなに気を張ってても意味ないし、抱え込むと体調を崩すぞ。
鬼妖 悠佑
それと、負の感情は持たないこと。
いくら強くたって、狙われることはあるからな。
六妖 鋳琉麻
……はぁい、
少し幼げに返事をする鋳琉麻の頭をポンポンと撫でる。
そうすれば、彼は何処かうれしそうな顔をして

ゆっくりと瞼を閉じた。


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