相変わらず愛想がないなぁ...
まぁ、愛想がよかったら透馬じゃないけどね。

口では、こんなんだけどわかりやすく動揺してる。

耳が真っ赤だもん笑

ポーカーフェイスはあくまでフェイスで
耳までは範囲外なのかな笑

私は優しいから話をそらしてやることにする。

部室の棚のはなしだ。

ゆずちゃんがせっせと楽譜を整理してくれていた。

あの子マメだからなぁ。

将来苦労しそうなタイプね笑

七海は大して驚いてないっぽい。
お主気づいていやがったな...

透馬が絶対零度な目で睨んでくる。

この話はやめたやめた

２時間後(。-∀-)

１番に諦めたのはあたしだった。

今、やってんのは入場行進用の曲の楽譜を今いるメンツでなんとか演奏できるように編曲してんの。

こんなん無理だよぉ...

それぞれで場所毎に区切ってやってんだけど透馬が異常なスピードで片付けてる。

じゃあねっ！といって立ち上がる

こうなったら
あたしはあたしにできることするしかないよね？

校舎の端っこまで歩いてく。

ダンダンダンダンっ

おおーやってるやってるぅ！

窓枠にもたれ掛かりながら聞く。

あーあこんな口きくようになっちゃって。
昔は可愛かったのになぁ。

チッ！かわいこぶって駄目なら...

正直どのことつもりかは全く決めてない。
まぁ、りおんならいっぱいあるしね。

軽音は今年、部員が足んなくなって(てか、りおんだけになって)廃部になった。

交渉成立っと。

めんどくさくなってあたしはそのまま家に帰った。