キーンコーンカーンコーン
私)(やっと家に帰れる!)
カバンを持って教室を出ようとした。
みつる)「あなたちゃん!体育祭のリーダー
の集まり!」
私)「あーーー!!!」
(完全にど忘れしてた…)
みつる)「早く行こ!」
[ぱっ、]
なぜかみつるくんがにこにこした顔で私の手を握り、走っていた。
教室に着くと、全員集まっていた。
私)(みつるくんとさっきまで繋いでた手が何
だか変な感じ。)
先生)「体育祭リーダーは夏休みにダンスの練
習があるから参加するように。」
私)(まさか夏休みに練習あるなんてって思っ
てなかった…)
横を見るとさっきまであんなに笑顔だったみつるくんが、下を向いたまま何か悲しげな顔をしていた。
教室に戻ると、先生と野村リク(リクヲ似)が話していた。
何を話しているか分からなかったけど、多分勉強の話だろう。
リクくんは、びっくりするぐらい頭がいい。
学年1位なんて当たり前だ。
私も頭良くならないかなー
そんなこと思いながら教室をあとにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。