キースさんの紹介で 、辺りがざわめく 。
今 、誰か美人って言ってくれました ! ? !
絶対私 、顔ニヤけてるだろうな 。
私は 、右手の拳を左胸に当て 、左手は拳を握り腰の後ろに当てて 、
" 敬礼 " のポーズを取る 。
訓練兵の皆も 、私に向かって敬礼をした 。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
キースさんの厳しい通過儀礼が終わり 、
立体機動装置の適性を見る 、ロープぶら下がり訓練が
行われている 。
これが出来ないと開拓地に返されると知り 、必死 。
私はその様子を少し離れた所から 、キースさんと共に見ていた 。
視線をキースさんから 、104期の訓練兵に移す 。
既にコツを掴み動きが落ち着いている者もいれば 、
バランスを保ってはいるものの少し油断すれば
崩れそうな者 、
開拓地行きほぼ確定な者もいる 。
姿勢制御が出来ず 、
真っ逆さまにぶら下がっている子 。
こうして1日目の姿勢制御の訓練は終了した 。
To be continued….
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。