そう言っても返事はかえってこない
それも当たり前。だってお母さんは仕事場が家みたいなもんでお父さんは私が小さい頃に出てっちゃったから
そんなことを考えていたら気づいたら朝になっていた
ふと携帯を見るとそこには1件の通知があった
えいちゃん
あなた、ごめん
たったそれだけの通知だったでもなぜだかその言葉で一筋の涙が落ちた
えいちゃんからきた通知には既読をつけずに学校へ向かった
駅までいくとそこにはきれいな赤い髪の毛の人ともう1人の男の人が立っていた
少し歩いて後ろを振り返ってみるとそこには泣いてるみっくんとそれを励ましてるえいちゃんの姿があった
私は涙をこらえながら前へ歩き始めた
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。