プリ小説

第5話

2週間
《テオくんside》




テオくん
…めっちゃ見るじゃん





事務所に行く準備をしてから

割と時間が余ったので朝ご飯を食べている。




☆イニ☆
美味しそう…





じんたんはもちろん食べれないため見るだけ。





食べることが好きなじんたんにとって

もはや公開処刑だ。




☆イニ☆
めっちゃいい匂いする、





匂いは分かるんだ、と謎が多い。





じんたんにいろいろ説明してもらったけど

それ以来じんたんは何かをする気配はない。




テオくん
…じんたん何もしなくていいの?





俺がそう聞くと、う〜ん、とすこし考えた後

俺正直ね、と話を切り出した。




☆イニ☆
…大切で、愛してる人を探す努力はしなくていいと思ってて。





本当に生まれ変わる気あんの?

こいつ、





俺でもそう思うほど

じんたんは馬鹿げたことを口にしている。




☆イニ☆
…だってもう、決まってるし、ね?





同意を求めるように首を傾げるじんたん。





いやそんな可愛いことされても

分からないものは分からないから、





とは言いつつ

すこし心当たりがあるような気がしてくる。




☆イニ☆
…顔、赤いね?





珍しくじんたんが

俺を逆手にとるような台詞を吐いた。





じんたんの言葉の意味を理解してから

顔の温度が上がったのは否めないんだけど。




☆イニ☆
…だからこの2週間は、思い出を振り返る時間にしたい、





なんだよそれ、

まるでもう思い出せないみたいな。





胸に突っかかったその想いは

口にすることが出来なかった。





所詮、俺の人生ではないから。





それに、




☆イニ☆
テオくん今日事務所行くんでしょ?俺も行きたい!





そう言ったじんたんの笑顔が輝いてたから。





久しぶりのその眩しい笑顔に負ける。




テオくん
…仕方ないなあ、静かにしててよ





やったあ、と飛び跳ねる。





さっきまでは眺めていた俺の朝食を

今度は早く食べて、と急かしてきた。





表情や行動がコロコロ変わるのも可愛い。





なら俺も

じんたんとこの2週間を、楽しもう。

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ぴぃち
ぴぃち
どうしようかな〜..って、