あなた
「えと、名前と学年…は?」
??
「1年の国見英です」
あなた
「国見くん…部活で突き指…、と。
生徒数多いから…名前覚えてなくてごめんね~」
国見くん
「あ、大丈夫です」
あなた
「ちょっと触るね…」
国見くん
「……」
あなた
「腫れてる〜…」
国見くん
「先生、指綺麗ですね」
あなた
「へっ」
国見くん
「あ、すみません…」
あなた
「あ、ありがと…ピアノやってたから…笑」
国見くん
「そうなんですね」
あなた
「バレー部って手の怪我多いよね…怖いよ〜」
国見くん
「そうですか?先生何かスポーツやってたんですか?」
あなた
「バレー…笑」
国見くん
「バレー部だったんですか…!」
あなた
「下手くそだったよ笑」
国見くん
「へぇ…」
あなた
「ちょっと、フォローして!?『そんなこと無いですよ』
とか!」
国見くん
「見たことないですし…」
あなた
「あ、、そか、」
国見くん
「先生抜けてる」デコピン
あなた
「ほ…?」
国見くん
「部活戻りますね、ありがとうございました」
あなた
「あ…うん…っ」
あなた
(間抜けな声出しまくってしまった…!!!!)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!