私は現在。
知らん野次馬に誘拐されちゃいました
ことの発端は二時間前。
鞘から少し刀を抜き刃の様子を見ると
戦いでめっちゃボロが来てしまっている。。
だが、この刀の凄いところはどんなに無理な斬り方でも刃が折れないところだ
さっすが、松陽から貰った刀。研いだら新品同様の斬れ味だよ
そんなことを思いながら軽快に足を進めていると
突然背後から声をかけられ、それに反応するように振り返った時
振り返った背後から男が私の口元を抑えてきた
私は素早く空いている足で彼の溝を蹴ろうとしたが
2人の男に身体を抑えられて身動きが取れない状態になった
あっ、待って誰か私の胸触った!?
そのせいで一瞬体が硬直してしまい
その一瞬で手足を紐で結ばれた
身体を抑えられたまま人気のない場所まで運ばれてしまい、、
何やら彼らの目的地に着くと、叫ばないようにかさるぐつわされた
そして何も抵抗しないまま現在に至る
え、この人達もしかして馬鹿?
私思いっきりさるぐつわされてて喋るに喋れないの見て分かんないの?
まぁ、解かれたところで話す気ないけども、
あらやだ、急に褒められてる。やめて照れるから
いや、それどころじゃない。流石に私も限界を迎えてる。手足が
二時間も同じ体勢は血流の流れ悪すぎて、、
つか、銀時達私が帰るの遅いってことに気づかないのか?
気づいてくれてなかった時、私すげェ可哀想すぎるだろ
その頃、四馬鹿は.......
捕まってから何もすることなく地べたに座っているだけで
することも何もない。。
たまに一人しりとりを脳内でしていたが
と、永遠にンが出てきて永遠に終われなくなるのでやめました
そう心で呟いた時だった
バァコォォン!!
爆発音と煙幕が当たりを飲み込んだ
何事かと当たりを見回すも、煙が濃すぎて何も見えない。
たが、聴覚を頼りに何が起きているのか様子を伺うと
煙の奥から
さっきの三人の男の声が聞こえてきた。
殴られているような音と、苦しそうにしている声が同時に聞こえてくる。
煙が邪魔してハッキリわからないが
多分あの四人だろう。
て言うか口塞げれないから煙が肺にきてしんどい
さるぐつわされてるせいで咳もできないし
誰かァ!私の存在に気づいてくれぇ!
そう願った瞬間。
突然身体が宙に浮いた。
ん?宙に浮いた?いや違う。
誰かに横抱きされてる!?
薄らと煙が引いた時、私は恐る恐る私を抱える相手の顔を見た。
するとそこには
え。た、高杉くんじゃないですか、
そして私はさっき声がした男達の方に目をやると
銀時、ヅラ、辰馬にコテンパンにされていた
そして私は拠点まで高杉に抱えられたまま帰ってきた
なんか、ついた途端。急に恥ずかしさが.....
ていうかいつまで私縛られてんの誰か解いて
ん。ん。と高杉の方に向かって顔見せると
高杉は私のさるぐつわと紐を優しく解いてくれた
そう私が言いたくなかったのはデリカシーコイツらにないから言いたくなかったんです。
こうなるから言いたくなかったと
両手で顔を覆い俯いた
だが、銀時は私の頭優しく撫で
なんか、くすぐったい。久々の兄貴発言すぎて正直驚く。
そういやコイツと兄妹だったなって改めて思い知らされたよ
グギィギギギィ!
えげつない音を出すぐらい頭を鷲掴みされてありえないくらいに握りしめられる
今回【ヤクルーコさん】リクエストの誘拐されちゃった系をやってみました
これギャグになってるのかわからなすぎてやばい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。