今日は松陽と門下達が山菜を取りに行っている
私はと言うと松下村塾に残っていた。ついでに高杉も
だって 行く気なかったんだからしょうがない
銀時と桂は一緒に行っている
私達は縁側に腰をかけていた
すると高杉は私の両頬をつねってきた
高杉は私の頬をつねって肩を震わしてる
そしてやっと離してくれた
っー痛ったー!
コンコンッ
その時ドアをノックするような音が聞こえた
玄関の方から聞こえたから多分客人、、?え、でも松下村塾に客人なんて来たことあるってけ?
あ、道場破りなら来たわ
私はそう言いながら玄関の方へと走って行った
そこには小柄な女の子がいた多分歳は1つだけ離れてるぐらい
ここに通いたいのかな?
と思ったが、見るからに高杉と同じお金持ちだろう
そんなボンボン様が松下村塾に通うわけがない
あ、高杉いたわ
つーか、この女の子かわええなぁ
私は戸惑いながら女の子の方を見ていた
すると丁度高杉もそこに来た
すると女の子は高杉に抱きついた
私は高杉に言われる通り女の子を高杉から剥がした
高杉は下を向いている
このままじゃ、親に勘当させられるからだ
生憎松陽たちも出掛けているせいで私しか止めるものが居なかったのだ
手を引いて高杉を連れて行こうとする琴音ちゃん
私はそれを見てここで高杉を連れて行かれてしまうともう2度と高杉は戻らない気がした
私は門の前で2人を止めていた
私は今にも手が出そうだがそれをしまい我慢していた
下唇をかみただ我慢を
手を出したりすれば松下村塾は無くなってしまうと分かっていたからだ
私は我慢の限界が来た
私の中でプチっと音がした
その時私は腰にかけていた刀を抜いた
カチャッ
私は息を切らしながら刀を琴音に向けた
私は地を踏み
高く跳び琴音に切り掛かった
その時
カチャンッ!!
私の刀を高杉の木刀が受け止めていた
グサッ!
私は自分の横腹から血が溢れているのが見えた
どんどんと服に滲んでいく
血は止まることはなくどんどんと溢れてくる
ビシャっ
私の口から出た血が地面に飛び付いた
私は地面に倒れどんどんと熱く痛くなっていく横腹を押さえていた
最後に視界に映ったのは血のついた包丁のようなものを持ち泣いている琴音と魂が抜けたかのように青ざめている高杉の顔だった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。